【感想・ネタバレ】尼崎ストロベリーのレビュー

成海隼人

なんだってできる。オカンを救うためなら。
尼崎に暮らす母と息子。父はいない。金もない。
でも、笑いだけはいつも、二人のそばにいてくれた。
「全てを、笑いに変えなさい」
――母の言葉を胸に、少年は今、舞台に立つ。

[ブクログ · ★★★★★]

尼崎で生まれ育ち、日常に笑いが溢れている家庭。
二人の会話に思わず笑ってしまって、微笑ましい親子の様子に幸せと無情さを感じ。
母親のために何ができるか必死に調べて考えて、笑わせることに毎日を捧げる。
彼のまっすぐな愛情に胸が痛みます。
余命が告げられる状況になったら、私もこんな風に過ごしたいな。

[ブクログ · ★★★☆☆]

母一人子一人，母の末期癌がわかってオカンを笑わすために漫才甲子園を目指す．
漫才はもちろん面白い，だけどそれ以上に親子の思いやる気持ち，そしてストレートな愛情表現，高校生男子にしてはあっぱれな態度にグッときた．．