【感想・ネタバレ】肥後の石工のレビュー

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Posted by ブクログ

ネタバレ

実際にあった出来事を基にした創作。
理不尽さに腹が立ちつつ、そういった時代が本当にあったのだと思うとやりきれない思いがする。
三五郎が周囲の目に苦しみながらも自分の技術を伝えなければ‥と思うところが職人の強さだなあと思った。
最後はきちんと幸せな状態になってよかったが、実際はどうだったのか…。江戸時代は穏やかなイメージがあるがこういう一面があることも知っておかなければならないと思った。

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2014年07月12日

Posted by ブクログ

ネタバレ

江戸時代末期、熊本の緑川に美しいアーチ型の霊台橋が築かれた。
その石橋づくりに,岩永三五郎ら石工たちが力をつくした。しかし、橋を完成させた後、三五郎の他の石工たちは、藩の命令によて殺されたのだ。
三五郎を殺す命令をうけた侍は、橋をかけただけの石工に罪はなく、殺せないと、三五郎を生かした。変わりに乞食を殺して・・・。
三五郎は、仲間の石工が亡くなったのに自分だけが生かされたこと、乞食が身代わりになったばかりに、その乞食の子どもたち姉弟がみなしごになってしまったことに心を痛めながら、里に帰る。
つらい出来事とたたかいながらも、命をかけてその技術を弟子たちに伝えた名職人・岩永三五郎の物語。

骨太な時代小説。

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2012年06月10日

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