【感想・ネタバレ】自分の世界をもちなさい 好きなことがあなたを強くするのレビュー

假屋崎省吾

内気で消極的、男の子なのに野球やサッカーには見向きもせず、自宅の庭で花を育てることやピアノの練習が大好きだった著者が、国内外で高く評価され、カリスマ華道家と呼ばれ、テレビなどでも活躍するようになるまでの道のりを語ります。ほかの男の子と違っていても、「自分の好きなことをしなさい」といって、ありのままを認め、いつも応援してくれた母。そのおかげで、大好きな花を一生の仕事にすることができましたが、本人の努力や工夫にも素晴らしいものがあります。人生の壁にぶつかったとき、どんなふうに考えて、何を大事にしてきたのかは、自分の進路を考える前の若い人にはもちろん、大人が読んでもためになることばかりです。「好きなことがひとつでもあれば強くなれる」「好きなことはつらくても続けられる」など、読んでいるのといないのでは、これからの毎日が大きく変わります。自分に自信をもって、強く豊かに生きるためのヒントがいっぱい。

[ブクログ · ★★★★☆]

テレビで見かける姿ともブレない。裏表の無い方だな。
好きなことを仕事にしてしまうまで自分を突き詰めた生き方にひきこまれた。
別の仕事をしていたこと、自分が好きなことを仕事にするまで、子どもの頃のエピソード。嘘偽りのない明るさがいい。10代向けのシリーズだが、大人から見るとまた違った視点で、充分に楽しめた。

[ブクログ · ★★★☆☆]

書店で、子供の読書感想文課題図書の隣にディスプレイされていたのを見て購入。世間一般の「やんちゃな男の子」イメージとかけ離れた息子を持つ親として、どんな子供時代を過ごされたのか、興味をもって読みました。外交的でない子供はつい心配になりますが、少しほっとさせられました。
全体的な内容は目新しいものではないけれど、実体験に基づいていて説得力があります。テレビで見て感じていた嫌味のないお人柄と同じ、ソフトな語り口ですんなり読めるので、子供にもなじみやすいのではないでしょうか。