【感想・ネタバレ】起爆都市 県警外事課クルス機関のレビュー

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Posted by ブクログ

ゴリゴリの「スパイもの」であり、殺人は普通に起きるわ、
派手な銃撃戦もあるわ...の割には、
不思議と「洒脱な」印象を受ける。
松田優作より伊勢谷友介が似合う感じか(^ ^

前作に続き、話がでかすぎて(^ ^;
国際情勢に疎い私は、付いていくのが大変(^ ^;

米兵による中国人少女レイプ事件に端を発し、
報復殺人、空き缶爆弾、中国艦隊が...と続く米中対立。
現在を舞台に、二大大国を巻き込む「横方面」の広がり。

のみならず、「全共闘」「70年代安保」の残影を引きずり、
警察と公安、警視庁と神奈川県警の根深い対立という
「縦(時間軸)」のスケールもでかい(^ ^;

さらにそこにマトリが絡んでくる上に、
中国残留孤児とか、危険ドラッグの蔓延とか、
ネタとしては「これでもか」のてんこ盛り(^ ^;
片手間に読んでると消化しきれない内容の濃さ(^ ^;

それでも破綻なく、読み物として成立している。
これぞ著者の「筆力」というものなのでしょう(^ ^

「読み応え」という意味では、文句なく一級品(^ ^
ただ、続けて読む気にはならないかも(^ ^;
「次は軽めのものを読むかな...」と(^ ^;

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2020年10月05日

Posted by ブクログ

前作は来栖刑事の型破りの捜査手法が売りでしたが、本書は麻取の鬼塚さんが輪をかけて暴れているおかげで来栖刑事がむしろ常識人に見えてくるところが面白い。
脱法ドラッグを扱う半グレ集団が暴対法に縛られて高齢化したヤクザを手玉に撮ろうとするところなんかは実際にもあり得そうな話ですが、爆弾を使った総理大臣との交渉はやっぱり小説の中の世界ですね。
何はともあれ魅了的な作品だったので、今後もシリーズで是非読みたいです。

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2020年08月26日

Posted by ブクログ

1作目がとても良かったので、待望!
相変わらずの高いレベルでとても良かった。前作よりも柔らかいと言うか読みやすい印象。一般受けな感じ?栗栖ってこんな軽い感じだったかな?笑笑、1つ大きな悪を軸にして、シリーズ化してほしい。次作待ってます!

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2019年03月17日

Posted by ブクログ

最近、平和な本ばかり読んでからか、警察もんのドンパチもんが読みたくなったので購入。警察もんを書く人はすごいね。警察という組織から、よくこれだけの物語を生み出せるなと感心する。想像力というか、創造力がハンパないんだろうな、だいたいオモロいし。

今回は米中日とややこしいし、そんなん無理やろって話だけど、それはそれで良かった。平和ぼけしてたので、シャキッとしたし、ドキドキもした。

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2018年09月07日

Posted by ブクログ

お話が始まってすぐに休暇扱いにされて外事の任務に就かされるので、交番勤務に飛ばされた意味があんまりないような。
駆け引きや緊張感があって面白いし、なにより地元の話なので風景がよくわかって楽しい。ラストシーンは映画みたいで好きだけど、全体としてはちょっとすっきりしないかな。

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2018年06月15日

Posted by ブクログ

第15回このミス優秀賞を受賞した作品の続編。
前作の後、交番勤務に左遷させられていた来栖だったが、横浜中華街で起きた爆破事件をきかっけに、米中間の動向を探るため、公安に戻る。
動向を探るうちに、違法ドラッグを扱う半グレ集団「ヨコハマ・カクテル」に行き着く。「マトリの疫病」と呼ばれた女性麻薬取締役官・鬼塚も「ヨコハマ・カクテル」の動向を探っていた。
前半は次から次へと事件が起きたり、登場人物も多く、捕えどころがない感じで進む。
ラストの警察、ヨコハマ・カクテル、そして暴力団の巴戦のシーンはなかなか迫力があり、最後の最後まで誰が敵で、誰が味方かが分からない展開に、いつの間にか引き込まれてしまった。
実際に、日本でこれだけ派手な事件が起きる可能性は少ないと思うが、「公安エンターテイメント」として、ぜひ続編も書いて欲しい。

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2018年09月08日

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