【感想・ネタバレ】迷い込んだ愛の森のレビュー

ヘレン・ディクソン / 山下友美

貴族の令嬢デルフィーンは、男子を望んでいた両親にうとまれ、姉たちのように美貌にも恵まれず、慈善活動に身を投じていた。ある日、孤児院から逃げ出した少女を捜して娼館を訪れるが、ふとした誤解から陸軍大佐スティーヴンに娼婦と間違われ、純潔を奪われてしまう。絶望しながらも、デルフィーンは混乱していた。拒絶しようと思えばできたのに、なぜ私は逃げなかったの？ 自分には縁がないと思い込んでいた愛の営みが、抗えないほど甘美だったからかしら…？

[felix · ★★★☆☆]

純潔を奪ったので無理矢理結婚させられます。お互いをよく知らないまま、夫は3日後にはスペインとの戦争に出征。
出征中の夫への書簡があったり、生きて帰ってきてからの夫との関係とか、孤児院の話とか、それぞれのストーリーが一様にありすぎるから、漫画にすると話の焦点がボケてきてサラッとしたラブストーリーになるのかもしれません。
馴れ初めはとても面白かったので、結婚に至る部分とか、また戦争から帰ってきた後の夫婦愛の部分とかをもっと読みたかったです。