【感想・ネタバレ】センチメンタルコードを鳴らしてのレビュー

秋月ルコ

忘れられないまま、もう日常になったつもりでいた――。人気絶頂の最中、ボーカルが突然死したロックバンド『ピエリス』。ギタリストの南朋(なお)は、急逝した心(しん)と恋人同士でもあった。表舞台から去り、空虚感を抱えた毎日を送る南朋。そうして５年の月日が流れたある日、訪れたバーで心にそっくりな青年と出会う。春虎(はるとら)と名乗る彼と一夜を共にするけれど、翌日、新任のマネージャーとして再会して!?

[真名兎 · ★★★★★]

1点除いて、かなり良いです！

掛け替えのない人を失っても、自分の人生は続いているーそういう事は現実にもあって、何処にも向けようのない寂寥と罪悪感をずっと持て余していた主人公の再生のお話です。
すごく良いです！
ただ、その切っ掛けにもなった人物が、せめて背格好が似ている（当然声も似る）くらいだったら、最高でした。

＃癒やされる ＃切ない ＃感動する