【感想・ネタバレ】ゾンビとの論争 経済学、政治、よりよい未来のための戦いのレビュー

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Posted by ブクログ

過去10数年にわたるクルーグマンのニューヨークタイムズのコラムやブログ記事を、ジャンル毎にまとめたもの。自分がアメリカにいて関心を持っていたことを振り返って懐かしくなったし、それが今はどうなっているかを知ることもできた。
共和党を徹底的に非難し、民主党を持ち上げているが、これがどれだけ妥当かは考えなければならない。
社会保障制度、オバマケア、バブル、危機管理、ユーロ、財政、減税、貿易、格差、気候、トランプなどがテーマ。

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2020年11月15日

Posted by ブクログ

記述型経済学=政策には関係なく、パターンを理解しようとする。
規範的経済学=どういうふうに動くべきかを考える。

公共財=企業に供給のインセンティブがない=皆保険制度、退職年金、など。
アメリカの退役軍人保険局は成功している。

ケインズ政策のおかげで、不景気はなくなりはしないが、ましになった。
府支出は中途半端にやると、効かない。

MMTの機能性ファイナンスの理論は正しいが、増税や支出削減が政治的には困難なことを見逃している。

緊縮策は信頼と安心感をもたらすから経済回復を阻害しない、というのは嘘。アイルランド、ラトヴィア、エストニアなどの例。

求人と失業者との技能ギャップは嘘。本当に困っているなら教育が進むはず。
もっともはやく求人が回復するのは、当初最も打撃を受けた職業。これは、構造的なものではなく循環的なものであることの証拠。

ユーロはセーフティーネットが最初からなかった。
自前の通貨がないから、内的減価=賃金と物価をカットする、しかない。

デンマーク人の満足度が高いのは、福祉国家としての所得移転と高い政府消費があるから。

暗号通貨への懐疑論=取引費用がかかることと、係留策がない。暗号通貨の使用はシグナリングのため。

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2021年01月05日

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