あらすじ
誰しも不完全な夏を持っている。
空の深い青と乱反射する緑、
強い陽射しで影絵になった街、
熱に揺らぐ彼女の陽炎。
在ったはずの無数の物語が
記憶の中にだけめぐり続ける。
毎年訪れる夏と重なっては遠ざかる
結晶化された永遠の夏。
確かなものは何もない。
それでも私たちは、
夏の完成形を知っている。
移ろう季節をファインダーで切り取り続ける抒情写真家Iska。ノスタルジックでエモーショナルなその作品は、見る人の内に眠る記憶を呼び覚まし、失われた風景をあてどもなく旅させる。本書はそんな季節の断片を数多く収めた傑作選である。
特別寄稿:歌人・伊波真人による夏の短歌十首
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Posted by ブクログ
夏から始まり、四季の写真を順に沿って。
幻が、とろっとしたフォントになってるのが良。
ジブリや新海誠みたいな写真がある(桜とか)とおもったら、よく言われますみたいなことを、あとがきに本人が書いてて、笑いました。
でも、自分とも年が近いようですし、ノスタルジーや、切ない幼い頃の想い出を詰めたような原風景が、そこら辺なのはあるのかとは思います。
煌びやかで華やかではなくとも、コツコツと積み上げてきた道程がみえるような、写真集でした。