【感想・ネタバレ】夏は幻 Iska作品集のレビュー

あらすじ

誰しも不完全な夏を持っている。
空の深い青と乱反射する緑、
強い陽射しで影絵になった街、
熱に揺らぐ彼女の陽炎。
在ったはずの無数の物語が
記憶の中にだけめぐり続ける。
毎年訪れる夏と重なっては遠ざかる
結晶化された永遠の夏。
確かなものは何もない。
それでも私たちは、
夏の完成形を知っている。

移ろう季節をファインダーで切り取り続ける抒情写真家Iska。ノスタルジックでエモーショナルなその作品は、見る人の内に眠る記憶を呼び覚まし、失われた風景をあてどもなく旅させる。本書はそんな季節の断片を数多く収めた傑作選である。

特別寄稿:歌人・伊波真人による夏の短歌十首

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Posted by ブクログ

京都府出身のフォトグラファー松原俊和さんの写真集。
夏は幻というタイトルだが、日本の四季の主に何気ない風景を切り取る。
飾らない瞬間に、懐かしさと安心感が沸いてくる。

それにしても、日本の四季のうつろいは、素晴らしい。
京都出身だけあって、京都の寺社の写実が多い。
春は桜、夏は雲、秋は彩り、冬は雪

所詮スマホ撮影だけど、こんな感性を持ちたいものだ。

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2023年08月24日

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