【感想・ネタバレ】プロポーズは花束を持って～きみだけのフラワーベース～【特別版】のレビュー

夢乃咲実 / みずかねりょう

僕、もしかするとお嫁に行くんでしょうか……？

実家と距離を置き進学目指して自活する佐那と、一代でホテルチェーンを築いた青年実業家・井藤との花を介したラブ・ロマンス。

進学目指して自活する佐那の勤務先に訪れた振りの客・井藤はホテルチェーンを経営する青年実業家。常連となった彼は生花店を条件のいいホテルへ移転する力添えをしてくれたが、企業グループの御曹司でありながら実家と距離を置き、富裕層の集まる場所を避ける佐那は職を失ってしまう。その井藤から託されたのは、荒れ放題の郊外の古アパートで…。行動が先に立つ青年実業家と奥ゆかしすぎる御曹司、離れるほどに募る恋に立ちはだかるのは…？

紙書籍発売時、フェア用に書き下ろされたSSを収録した特別版！

[ブクログ · ★★★★☆]

家を出て進学のために働いている佐那。のんびりとした印象とは裏腹に結構頑固なのかも。自分の気持ちを曲げない理由は、周りのため。というのが多いみたいだけど。
井藤と佐那のちょっとずれているようにも見えるやり取りが楽しい。井藤の不器用なアプローチや、それに全く気がつかない佐那が。一緒にいるようになっても変わらず、相手のことばかり考えるカップルでいそうな２人だった。