あらすじ
人間が苦手で、相手が誰であれ一定の距離を保って接してしまう立夏。そんな自分を自然に受け入れてくれた妻・恵里香の不審な行動に浮気を疑い、ついに尾行を決意する。車が到着した場所は、立夏が所有する関東近郊の土地。そこで妻と妻の妹は、車のトランクから手足を拘束された少女を出す。現地で合流した妻の従弟の見ている前で、妻は少女をナイフで刺し、地中に埋めようとする。思わず立夏が声を上げると、その隙をついて、死んだはずの少女が駆け出した。従弟に追われ、恵里香とともに逃げる立夏。そこで彼女が語った、驚きの「仕事」と「家族」とは。
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Posted by ブクログ
それぞれの「家族」との戦い。
「家族」の目的、望みが怖い。
暴力、威圧、支配、騙しあい、愛情の錯覚、自由という幸せ等々。
怒濤の展開。
キレイなカバーに騙された!!
でも、許す!
思ってたのと違ったけど、一気読み。
さんざんいろんな展開が繰り広げられて、息をのむ展開が続くのに最後の最後で誰を一番敵にまわしたら怖いかわかる。
Posted by ブクログ
初めての作家さん。
タイトルと表紙の絵に惹かれて読みました。
途中まではイメージとは違う!!!ちょっと怖い話でした。
読んでいくと、どんどん登場人物に対するイメージが変わってきます。
良い意味で「騙された」と思える作品でした。表紙を含めて単行本より騙される箇所が多いかも。
日野さんの他の作品も面白そうです。