【感想・ネタバレ】強引な義兄に守られた花嫁は溺愛に揺蕩うのレビュー

皐月もも / 霧夢ラテ

フェリシアは義兄であり婚約者でもあるヴィルヘルムとの結婚を目前に控え、いささか憂鬱であった。本当だったら幸せの絶頂のはず。なぜならヴィルヘルムは栄えある守護騎士団の騎士で、誰もが認める美丈夫だからだ。とはいえヴィルヘルムはフェリシアに対して溺愛的である一方で、かなりの俺様。フェリシアのウエディングドレスを勝手に決めようとする。腹を立てたフェリシアは庭を駆け回るリスを見て、「リスになったら可愛いのに」なんて考えてしまう。二人が悦楽の夜を過ごした翌朝、目覚めればなんとそのヴィルヘルムがリスになっていた！ リスの姿でプンスカ怒っているのを見ながら、フェリシアは思わず「可愛い」なんて思ってしまって――

[匿名 · ★★★☆☆]

短くてあっさりしていて読みやすかったしハラハラもジレジレも当て馬にイライラすることもなく内容も良かったが、２人の初めての行為から何度か経ってからが話の始まりだったので、ハジメテからを読みたかった。この出版社は挿し絵がないので残念。挿し絵の分、お値段が上がってもよいので欲しい。