あらすじ
さみしさを抱える現代人へ。一流商社を退職後、ひきこもり生活を送った経験を持つ哲学者が、自分を救ってくれた「哲学」から、本当の孤独とは何か、そしてどう向き合うかについて伝授する。
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Posted by ブクログ
本書の目的は、孤独を恐れているすべての日本人に勇気、希望を与えること。その軸が最後までぶれない本だと感じた。
「なぜハードボイルドはかっこよくて孤独はかわいそうなのか」確かに。
こうした先入観をなくしていきたいと思った。
著者は、孤独をネガティブなものとポジティブなものとに分けて考える。ネガティブな方を経験する中で著者は哲学に出会い、入門書を読み漁った。どの本にも、自分と向き合うことが人生を善くすると書かれていたそう。
きっかけは忘れたが、私もあるとき哲学に興味を持った。哲学は学者のものではない、私たち一人一人がこれからを生きていくために必要と気づいた。
ネガティブな孤独は、孤立に近いのかもしれない。一方で、私が今感じている孤独は、自分と向き合うために必要なものだしこれからも大切にしたい。一人の時間がないとつらいタイプだと自覚している。
他人の評価を気にしない方が生きやすい。自分で自分に納得できる人生を。
Posted by ブクログ
偉大なる精神の持ち主は、孤独を選ぶ(ショウーペンハウアー)。
本当の幸福は孤独の中でしか得られない。
孤独は周囲の人にかかわらず生じるもの。一人になりたいときは自ら求めるもの。
一人になる時間は必要。人は話しているとき考えていない。
アメリカの個人主義は、利己主義のこと。正しい個人主義は、他者のことも配慮しつつ、他者に流されることなく判断できること。
手の届かないもの、自分でどうすることもできないものは求めない。そのほうが幸せになれる。
幸福とは心の充足=静かでつつましやかで誘惑が少ない生き方。
真の落ち着きは、孤独によってしか得られない。
天才になるためには孤独の方が良い。
ときに退屈な時間があって、それを活かすほうがいい。
孤独な時間を愛さないとは、自由を愛さない、自分を愛さない、ことになる。
ランニングマシンでYOUTUBE動画を見る。
運動、読書、ドラマや映画、酒、は一人の方が良い。
一人で思考を楽しむことが究極の楽しみであり、意義。
情報はドラッグのようなもの。情報から離れる習慣をつくる。
退屈な時間になれる=すぐにスマホに飛びつかない。
他人と比べるのではなく、自分の理想を追い求める。人と比べているうちは前に進めない
週末海外一人旅のすすめ。海外に行くことの利点は異文化の中で自分を客観視できるから。
言葉も中耳内海外に行くと、必然的に孤独になる。
短期留学でも学校以外は孤独を感じられる。
究極は山ごもり。山は一人になるためのもの。
四季との交流を楽しむ。