あらすじ
人生は短く、読む本は多い――「運命の一冊」をモノにする方法とは?
「本を探すな、人を探せ」
「本屋は出会い系、図書館は見合い系」
「本棚を無限にする方法」
「5万円の本を5千円で手に入れるには」
「読書本から盗んだ技術で、その読書本の論理破綻や誤読を探せ」
「ゴミみたいな“大人の教養”は捨てておこう」
「『あとで読む』はあとで読まない」
かつてない本の味わい方を名著の数々とともに伝える、日本最高峰の書評ブロガー初の著書。
【特別付録】「読書は毒書」禁断の劇薬小説+トラウマンガリスト
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
タイトルの意味は「もっとお互いにスゴ本を
紹介し合いましょうよ」ということです。
書評本ですね。
全ての本を読むなんて絶対不可能なわけです
ので、「あなたが読んだ中で、こういうジャ
ンルで面白いと思った本を教えてください。
私も教えるので」というワケです。
しかし正直言って畏れ多い内容です。
それぞれ紹介される本の、どの部分がスゴ
本であるのかの指摘が明確なのです。人気
書評ブロガーだけあります。
ここは謙虚に「こんな本もあるんだぜ」と
言うのは控えて、推薦されている本を読む
のが正しい反応なのだろうと思い知る一冊
です。
Posted by ブクログ
本との関わり方について再考させられた。
何より、筆者のお勧めの本の紹介文に惹き込まれた。この本からこういう風に学び取るのか、という読み方の参考にもなった。
お勧め本、さっそく読んでみたい。
Posted by ブクログ
堪能した。すなおに読んでいるのが楽しい。この作者とはもう何年おつあいしているだろう。もちろんブログでの話しである。流行のころはアルファブロガーなんてもてはやされていた人は今やどこにいったのやら。そんななかでこの作者は己の道をぶれることなく、歩んでいる。題名こそ同じであるが、この本はブログのまとめ本ではない。現代版、本の探し方、読み方、生かし方をあますこのとなくつたえている。この本を読んでいるいる時間はまさに至福。そしてまた読むべき本が増えてしまった。松岡正剛氏についていけなくてもこの本はぜひ読んで欲しい。
Posted by ブクログ
読書術、オススメのスゴ本、生きるとは死ぬとは、子供との向き合い方は……。
本で問題のすべてを解決できなくても、読み終わったときには自信に満ち溢れた自分がいるはず。
自分にとっては、この本こそが一生モノのスゴ本。
Posted by ブクログ
読書好き、時間ができたら本でも読みたいと思っている人に向け、
自分にとって最高だと思う本を見つけるための方法を伝授する本。
自分が思っているよりずっと自分の世界は狭い。だから人の助けを借りる。
そして材料をそろえて自分で判断する。
著者は「生は有限。読むことのできる本の数は限られている」と何度も繰り返す。
時間ができたら読もうと思っている本があるならすぐ読むべきです。
Posted by ブクログ
以前からブログを拝見していました。そこの内容の書籍化です。改めて、自分に合う本を探して読むのはなかなかに大変だと思いました。合う本を探すべきなのか、本によって変化させられるのか、どちらが良いのかはわかりませんが。
Posted by ブクログ
齢27にして未熟であるからして、この本を読んでも理解が難しいところもあったから、いつか再読したい。本の読み方や書き方、死や生のテーマをもとにした著者の思考の過程が見られる。
毒書のリストは解説を読むだけでじゅうぶんだった。それほど悍ましいものだらけ。
Posted by ブクログ
死と性
死を食べる
うさこちゃんの だいすきなおばあちゃん
100万回生きたねこ
ぼくどこからきたの?
子育て
子どもの話にどんな返事をしてますか
子どもへのまなざし
子どもを追いつめるお母さんの口癖
女の子が幸せになる子育て
珠玉
なぜ私だけが苦しむのか
アイデア大全
問題解決大全
子どもへのまなざし
自分の小さな「箱」から脱出する方法
プロパガンダ
壇流クッキング
ストーナー
銃・病原菌・鉄
タタール人の砂漠
アンナ・カレーニナ
カラマーゾフの兄弟
他にも色々と良いことが書いてあってとても素晴らしい本だった
Posted by ブクログ
最近,別のことで時間を費やして,読書の時間が減っていましたが,改めて読書の効能を意識することができました。
特に,印象に残ったのは,怒りについての著者の経験です。
怒りの根底には,「自分が正しい」との思いがある,その通りだと腑に落ちました。
今後,腹立たしい思いに駆られたときは,「ああ,私は,自分が正しいと思っているから,怒っているのだな」と少しは自分を客観的にみることができるように思いました。
本書では,著者の「スゴ本」がたくさん紹介されていますので,興味のあるものから,読んでみる予定です。
Posted by ブクログ
「読書で人生が変わる」と言う人がいる。だが、その人が具体的にどう変わったのかは、あまり聞かない(P270)
確かに、と思った。第5章では筆者が“具体的に”どう変わったかを分野別に示しているが、ここを読んでから本書を頭から読み直すと、選書の意義と効率を求める理由が理解できる。
感銘を受けた言葉や考え方はいくつもあったが、特に印象を受けたのは、
数だけを誇る愚には同意する。だが、質を上げるためには数が必要であることを無視するのは、愚の骨頂だ。(P109-110)
という文章。遅読派のワタクシとしては痛いところを突かれ軽くショックをうけた。
Posted by ブクログ
自分と読書の関係を考える一冊。著者は本当に色んなジャンルを読んでるのだと感じた。それは、付録の劇薬小説のリストからも分かる。ハブ本としても一級品。
Posted by ブクログ
書評ブログを運営するdainさんの著書。
書評してるからか様々な書籍の引用も多く、読み方や本の選び方みたいなのをまとめられている。
個人的には読み方に関してを淡々と書き連ねる本が多く、内容も知っている内容ばかりでうんざりしていたからもう読まないだろう、と思っていた時にたまたま手に取ったのがこの本。少し読んだら「様々な本の情報、著者の経験」なんかが読みやすい文体で書かれていて買ってしまった。
星を一つ減らしたのは、思ったよりも高いという点と付録のトラウマ書籍の紹介が個人的に合わない本ばかりだったという点。
Posted by ブクログ
本ではなく人を探す。その人が勧める凄本を読む。
同じ本を2度読むことができない。初めての時とは経験や知識が違う。また、その時の状況などにより、感じ方は違う。
あまり好みではない言い回しが多いせいか、最後まで読めなかった。
Posted by ブクログ
■感想:
本を読む目的は「変化」したいから。
自分に何らかの変化をもたらさない本は読んでも意味がない。
話題の本や、名著と言われてる本でもそれを自分が読む必要があるのか考えたい。
■メモ:
・運命の一冊を読んだ人を探す。
・いい作家は、いい本を読んでいる。
・「読む」ためには、「読まない」選択肢が必要。
・「そのときの自分を変えるような本」こそ読むべき。
・ほんとうの発見とは、未知の風景を求めることではなく、新たな目を持つこと
・「生きるとは、食べること」であり、「死ぬとは、食べられること」なのだ。
Posted by ブクログ
文体のクセは強いが信頼できる書評ブロガーさん。
単著が出るまで続いてるっていうのもまずすごく、読書論が興味深い。
良くも悪くも、読書をこれだけしてる人が到達できる場所というふうに考えて読むのも興味深い。いやほんと良くも悪くも。
付録の劇薬本一覧がブログからアップデートされてないのが残念なのと、お勧め書籍は信用できるがお勧め漫画の方は信用できないのもこの人の特徴。