あらすじ
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日本の新聞やテレビで話題を呼んだ、イタリアの校長先生が「休校」の生徒たちに送った“手紙”。その日本語訳とイタリア語の原文を、全文公開!その手紙から1か月後、より深刻な状況に陥ったイタリアから日本の子どもたち、若者に向けて、「いま」の思いを綴った“追伸”が届きました。それは、この1か月間に経験したさまざまなこと、気づき、励まし、未来への思考などが書かれた普遍的なメッセージでした。「休校」で家に閉じこもっている子どもたち、若者、その親、先生たち、すべての人に捧げる希望の一冊です。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
純粋に美しい大人からこどもへの語りかけ。そして、美しい情景に、心が落ちつく一冊。
今の日本に足りないのは、どこか抽象的でも、こんな優しい語りかけでは?
Posted by ブクログ
コロナ禍で休校になった、とある高校のミラノの校長先生が、自分の生徒に向けた手紙。
休校中の過ごし方や、心の持ち方などが書かれている。
後半は特別に、日本の生徒達に向けての手紙を紹介している。
どちらも特別な言葉が書かれているわけではない。
この時期を読書や散歩、エクササイズにあてなさい
スーパーに買い出しに走る必要はない
マスクを必要以上に手にせず、本当に必要な人にとっておきなさい
理性的な言動を保ちなさい
先生や学校、社会は君たちを置き去りにはしないよ。
こんなことが書かれている。
読んで思ったのは、この先生の手紙には血が通っていて、生徒達への愛情ゆえに手紙を書いたんだろうなということ。
日本でも休校になったけど、こういう当たり前のことを、生徒の目や心に留まる言葉で発信できた人はどれくらいいるのかということ。
大臣が棒読み&無表情で淡々と休校措置について説明しただけではなかったか?
日本の教育や子育支援が相変わらず無機質で優先順位が低いことが表れているのではないか。
人を育てるのは人や社会。
そこに心がなくてはならず、
望まずとも弱い立場に置かれがちな子供や、無限の可能性を持つ若者に希望を与える日本社会でなくては!
これまたイタリアのどこかの市長が、外出制限中にも拘らず外でサッカーをしている若者に「サッカーじゃなく家に帰ってプレステしろ!死にたいのか!」と言ったり、
美容院に出かける女性に「美容院に行かなくても死なない。今出かけると死ぬぞ!」と言ったりしたことが日本で笑えるニュースになっていた。
もちろん笑えるが、血が通っていて私は好きだ。
日本でこんなことを言う市長や校長先生がいたら?
私は残念ながら、市長が暴言!ゲームを推奨するのか!だとか、死ぬなんて脅している、言い方に問題が!云々などと馬鹿げた方向に展開すると思う。