あらすじ
東京大学医学部卒、ママとしても奮闘中の医師が、世界の最新研究(論文170本)をリサーチして生まれた「使える」育児書。ママに向けて、本当に気をつけなければいけないことは何か、逆にそれほど気にしなくていいことは何か、具体的な研究内容をお示ししながら案内します。じいじもばあばも必読! 世界の最新研究を知るだけで、育児に迷わない! 育児が楽になる!
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Posted by ブクログ
子育ての悩みを科学的に解決してくれる本。
論文など出典がきちんと書かれているところに信用と信頼を持てた。
医師である筆者が、母の視点と医師の視点から国内外の情報を集めてまとめてくれているので、非常に信頼ができてわかりやすい。
息子は0歳なのに全然寝ないので、とにかく眠らせないといけないなと思った。
この本を読んで睡眠の環境を整えたところ、昼間でも寝てくれるようになった。
母乳の出が悪くなったり、アルコールを飲む母と飲まない母で子供の知能の差が生まれるという情報を見て、授乳中は間隔を空けられるとしてもアルコールを避けるべきだと思った。
Xでアレルギーは皮膚から入り、肌のケアが大切という話を見たが、この本でも紹介されていたため、しっかりと保湿しケアしたいと改めて思った。
本で情報を集めて、XやInstagramで見る根拠のない子育て論に振り回されないようにしたい。
この本は主に乳児のことが書かれていたが、幼児や就学後の子育てについても、こうした論文をもとにまとめた本があると嬉しい。
(もしすでにあれば誰か紹介してください)
Posted by ブクログ
科学的な根拠が提示されているため、自分に取り入れる必要があるか、どのようにとりいれられるか判断できる。これから出産するため、取り入れられることは取り入れていきたい。どんな選択肢をとるにしてもメリットデメリットをきちんと知ったうえで選択することができるため、変に悩んだり、他人の意見に振り回されることもないと思う。ただ、科学的な根拠があるということは多くの人にとってメリットとなる可能性が高いため、有用な情報が沢山のっている本であると思う。
Posted by ブクログ
サクッと読める。真新しいことは特に書いてないんだけど、これ一冊読んでおけばとりあえず医学的に証明されている一説はわかるという意味では大変よかった。
Posted by ブクログ
就学前の子供がいる人、もうすぐ子供な生まれる人におすすめ。
よく分からない理論で親が子育てに干渉してくることがありますが、反論の根拠もないこともあって、ちょうどこの本に載っていて助かった。
ただ、子育ての全てを網羅しているわけではなく、一部分にスポットを当てているだけなので、この本一冊ですべて解決というわけではないので、それを理解して購入すべき。それでも一読の価値はあると思う。
Posted by ブクログ
やはりこの先生の本は子育てに奮闘するパパママに端的にエビデンスを提示しながら具体的なアドバイスをくれるので非常に参考になる。
個人的に参考にしたい部分の備忘録。
・離乳食開始前に皮膚の状態の改善に気を配る
・乳糖不耐症に注意。冷たい牛乳を一気に飲んでお腹がゆるくなった場合は温めてゆっくり飲ませてみる
・おもちゃは遊びにおいて主役ではなく補助的な道具。大人が関わりながら子どもと遊ぶことが学びにつながる
・言葉で伝える限界を感じたら「タイムアウト」。体罰でなく、理不尽に制限を与えるのではなく、一旦クールダウンの時間をとる。
Posted by ブクログ
引用文献リストが分厚い。一つ一つの論文に目を通すことは難しいけれど、こういうリストがきちんと付いているかいないかで、読むに足る本かそうでないか指針にはなる。
第1章は妊婦さん向けの章なので飛ばした。摂取することにより効果が証明されているサプリメントは、妊娠期の葉酸くらいと岩田先生も言ってたけど、本書でも葉酸は推奨されている。胎児の神経管閉鎖障害の予防、および妊娠率向上のため。
第2章、母乳まわりの話。これが一番読みたかった章。自分が乳腺炎を繰り返すので、糖分・油分を厳禁にするか否か、ネットや医療機関でも意見が分かれていたため。
結論から言えば、糖分・油分を厳禁にする必要はない。食事によって乳腺炎を発症するというエビデンスはない。
母乳の「美味しい、まずい」にも食事内容は影響しない。ただし、においは変わる。なお、ニンニクの匂いが強い方の母乳を赤ちゃんは好んだ。
では、赤ちゃんの好きなにおいは何か?羊水の匂い。で、この羊水の匂いは、母親の食事内容に影響を受ける。
★食事という1つの条件だけを抽出して、母乳の質や乳腺炎の発症という結論に結びつけることは、いささか暴論。
乳腺炎の発生についていえば、①食事、②生活の余裕という2つの条件が必要だと思った。
和食をつくるという手間暇をかけられるということは、時間的余裕があり、過重なストレスもかかっていない可能性が高い。だから乳腺炎を発生しづらい傾向があるということは言えるかもしれない。
…というのもあくまで仮説なのだけど、なにか結論を導こうとするときに、AだからB というように、「1条件だけで決まる結論」には注意してかかった方が良い。Aを取り巻く背景、隠れている条件が無いかは要確認。
育児まわりの言説にはこういうことがたくさんあると思う。
Posted by ブクログ
論文ベースの情報が書かれているので信頼できる。知っていることも多いが改めて答え合わせがてら、読んで、とても勉強になった。
目新しい情報は少ないので、色々な育児書を読みながら、自分の知識に補完するのに良いと思う。