【感想・ネタバレ】生き残る技術のレビュー

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Posted by ブクログ

生涯を野球に捧げた生粋の野球人、野村克也。今や、数々の輝かしい記録を打ち立てたことで有名であるが、プロ入り当初は全く期待されておらず、身体的・技術的に秀でた選手ではなかった。そのため、著者が厳しいプロの世界を生き抜く方法は、徹底的に考えることを置いて他に無かった。こうした背景の中で、選手から監督時代に渡って、著者がどのように考えてきたのか。本書ではその形跡を事細かに知ることができる。
選手としてだけでなく、指導者としても素晴らしい成績を残した著者の考え方は、野球界のみならず、ビジネスの世界にも通用する部分が多々あり、非常に興味深い教えが詰まっていた。
著者に対しては、以前から自分とどこか似たような性格だと感じ、個人的にロールモデルとして尊敬していたが、本書を読んで野村克也という人間をますます好きになった。彼の生き様を見習って、自分もこれからの人生をしぶとく生きていきたいと心から思った。

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2023年05月21日

Posted by ブクログ

ネタバレ

野村克也が、競争が激しい野球業界で84年間も生き残れた理由を述べる本。
自身は凡人と自覚している人、優秀で天才な人に囲まれている人にぜひ読んでいただきたい。

結論、体力、技術面も劣っていた野村が生き残れたのは「考えて行動し誰よりも努力した」からによる。

まず野村がプロ野球を目指したきっかけとして母の存在があった。母子家庭で貧しく、楽をさせたいとの思いでテスト入団を受け、プロ入り。
周りは強豪校上がりなこと、体力、技術面も劣っていること、当時の監督というのは指導してくれないことから、「考える」ことを徹底した。
例えば相手方のピッチャーの投げ方や球団の先輩のスキルを分析し、それから人の3倍努力をする。
またその為には「好きな野球」をして努力を努力と思わないことや自分が生きる環境(球団)を選ぶ必要がある。なぜなら努力の方向が違えば結果は生まれないから。

チームをいい方向に導くには適材適所、バランスのいい人材配置が必要。

プロ野球で生き残る15ヶ条(ピックアップ)
1.人と同じことをしていれば人並みにしかならない
2.目的意識と目標意識が最も重要
3.状況の変化に対し、鋭い観察力、対応力を持つ
4.失敗や敗戦から学ぶ


野村は器用な人材はなぜ勝てたのかなど「考えない」という。それに対し野村は劣っていることを自覚し「考えて行動し他の3倍努力をした」。
劣っていると自覚し、それをプラスに捉えて実行できる強さを感じた。

名を残す人の共通点は努力、努力、努力で失敗を失敗と思わず人を巻き込んで果敢に挑戦することだと改めて思った。

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2023年02月21日

Posted by ブクログ

やっぱり成功者は徹底的に突き詰めて考えて自分はどう戦って行くべきかを見出して努力していくしかないのだな世の中甘くないと実感した。

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2022年09月26日

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