あらすじ
シュタイナー教育というと、授業時に描かれる美しい黒板絵、教科書代わりのエポックノート、優しい色彩の教室などが想起されますが、難解な印象も強く、実際どのようなものなのか、なかなかわかりにくいのが実情です。
そこで本書では、マンガでシュタイナー教育の理念や実践をわかりやすく解説します。ドイツにシュタイナー学校ができて今年でちょうど100年。スイスのシュタイナー学校に実際に通った教育学者が、マンガとあわせてわかりやすくシュタイナー教育について解説します。
【あらすじ】
小学校の教員、八塚早苗は、「子どもひとりひとりと向き合った教育をしたい」と考えて教職に就いたものの、仕事と育児の両立に疲れ気味。そんな中、大学時代の恩師・藤本の紹介でシュタイナー学園のオープンデイに参加し、理想を求める心を取り戻す。
シュタイナー教育について本格的に学び始めた早苗は、日々の授業や子育ての中で活かせることを模索し、実践していく中で子どもたちの反応が少しずつ変わっていく。
【本書のポイント】
◎マンガでシュタイナー教育を解説する初の試み
◎「自由への教育」「芸術をつうじた教育」の意味を解説
◎独自の教育システムと、その背後にある思想について解説
◎シュタイナー学園卒業生の声も掲載
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
今まで何となくの理解に留まっていたシュタイナー教育について分かりやすく学ぶことができました。シュタイナー教育は「自由な教育」ではなく、「自由への教育」だということ。そして何より、著者も主張しているように、シュタイナー教育をはじめ、多様な教育について知り、それらを相対化した上でどのような教育がよい教育なのかを考えることこそ重要だと改めて考えさせられました。
Posted by ブクログ
概要はよく分かりました。
でも、日本の学校法人になると急に宗教っぽく見えて、こういう学校で18まで過ごした子が普通の大学に行ったとしたら…急に社会に出たとしたら…周りと馴染めるのだろうかと疑問に思います。