あらすじ
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ひと目でわかるイラスト図解
《講談社 健康ライブラリースペシャル》
【社会に出て困難に直面しているADHDの方へ】
ADHDは、正しくは注意欠如・多動症といいます。その名のとおり、不注意・多動性とそして衝動性が主な特性です。どの特性が強い状態になっているかは、人によって大きく異なりますが、社会に出てからの困難は、一般の人の想像以上です。
本書では昭和大学附属烏山病院の発達障害専門外来のデイケアで行われている成人のADHD向けのプログラムを参考に、実践的な内容を盛り込み、より具体的に図解しました。社会に出て困難に直面している方や、発達障害の人を受け入れている職場の方たちへの参考になるように、図解でポイントを示していて、 “ストレスなく読める”一冊です。
【職場で使えるスキルアップのヒント】
●ワーキングメモリの不足分をカバーする
●自分が集中できる時間を把握する
●全体像をつかめば、今やることが見える
●気分をもりあげて、先延ばしにしない
●時間を守れない原因をつきとめる
●「口にチャック」と「笑顔」で失言を防ぐ
●周囲と話のペースや量を合わせる
●「アンガーマネジメント」でトラブルを防ぐ
●多動性による言動をコントロールする
【本書の内容構成】
巻頭 自分を理解しよう
1 働きやすくするために 仕事の進め方
2 働きやすくするために 対人関係
3 働きやすくするために 自己管理
4 職場の人へ 特性を理解しよう
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Posted by ブクログ
ADHDの特徴にあげられるものは、そうでない人でも一度はやってしまった方が多いのでは?読んでいて耳が痛いことも。「あ、これ私かも」「あ、これ旦那かも」「あ、これ前の職場にいた〇〇さんだ」みたいに。ただ、それが学業や仕事や対人関係、生活習慣に大きな悪影響を及ぼすのであれば改善が必要である。本書にも書いてある通り、ADHDの根本的治療はなく、特性を消し去ることはできない。ならば、あらゆる場面でミスをしないように自分なりに方法を見つけて、ミスをしない流れを作ることが重要である。
また、できないことを全てADHDのせいにしてあきらめるのではなく、辛いかもしれないけど努力も大切である。発達障害に限らず、全ての人にはみな弱点がある。自分の弱点を客観的に見つめ、まずは受け入れ、自尊心の維持と周囲の人を不快にさせないように自分に合った改善方法を見つけていくしかない。