【感想・ネタバレ】宇宙はどこまで行けるか ロケットエンジンの実力と未来のレビュー

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Posted by ブクログ

ネタバレ

ロケット推進=自力で推進する装置
ペイロード(荷物)=ロケット全体の3%

液体燃料ロケット
・燃料:水素系/灯油系
・エンジンサイクル:
 ①ガス発生器サイクル
  副燃焼室で燃やして、ターボポンプシステムで燃焼室に燃料を送り込む。
 ②2段燃焼サイクル=H2A 1本100億円
  副燃焼したガスも燃焼室に送る。
 ③膨張サイクル=H3
  燃焼室の冷却時の流体膨張でタービンを回す。

ビーミング推進
 外部からマイクロ波やレーザーを当てプラズマを作る。

ISS
 高度400km 気圧1兆分の1 重力1割減 秒速8kmで無重力

全電化衛星
 静止軌道までの到達と修正にイオンエンジンで軽量化
 2015年ファルコン9で実用化。
 2基同時打ち上げ可能に。
 1基でも打ち上げ費込みで300億円が相場。

キューブサット
 超小型人工衛星
 数百万円で打ち上げ可能
 頻度をあげ進化を早める
 多数個打ち上げにて撮像周期短縮

宇宙エレベーター
 36000km上の静止軌道に落とす
 破断長5000kmに耐えるのはカーボンナノチューブ
 しかし0.1mmの長さしか作れていない

小惑星帯
 地球250個の面積あたりに1個しかない。

火星有人飛行船
時間
 地球軌道~楕円軌道(エンジン非使用)~火星軌道
 地球から火星260日、火星待機450日、地球へ260日
 往復最短で970日、2年8カ月。
重さと打上げ費
 6人の食料に、水と酸素はリサイクルして6t
 母船30t、着陸船60t、
 エンジンと推進剤を入れて合計1000t ≒ISS3つ
 10tを1回100億円のロケット100回
 =1兆円で打ち上げ、地球軌道上で組み立てる。
開発費
 開発費用は10倍の10億円=最小想定
 一方でISSは10年準備し10年かけて2011年完成
 15億円。
 その3個分とすると開発費用は45億円=最大想定
 NASA年間予算は2兆円、JAXAは1800億円。

打ち上げコストダウン
 ファルコン 9   ペイロード1t当たり2.7億円
 ファルコン ヘビー ペイロード1t当たり1.4億円
  
イオンエンジン 
 高推力化できれば母船1/3の重さに
 
 ホールクラスタ
 ヴァシミール
  プラズマを磁気ノズルで加速、中和器不要
 軽量太陽電池

スペースマイニング
 素材や燃料を宇宙で調達
 組立は月と地球の重力の釣り合うラグランジェ点で

原子力電池
 プルトニウム238が核分裂、1kgで540W、
 88年後に半減しても270W
 熱を電気に半導体で変換するので電力は5W。
 太陽電池は1kgあたり50W。
 木星付近で拮抗。

ソーラーセイル「イカルス」
 太陽の光子力、畳一枚で1.5mg
 薄膜太陽電池と反射光の液晶制御も合わせた
 一辺14mのセイル
 木星までが限度

NEP(小型原子炉)による電力
 東芝4S 10MW
 直径2m長さ14mファルコンヘビーに入る
 宇宙で組み立てれば安全

ケンタウロス座アルファ
 26万8400au、4光年
 ボイジャー1号 143auにて
 外惑星のスイングバイで秒速17km マッハ50
 8万年かかる

 NEP+ヘリウムイオンエンジン+スイングバイ
 =秒速900kmで1400年

反物質推進
 「対消滅」のエネルギーで高速の8% 秒速24000km
 55年で到達
 ただし、反物質を1g作るのに、現在10億年

スターショット計画
 1g、4mの小型セイルを
 地上の原発100基分、1億Wのレーザー発振器で照射、
 高速の20%で進み、22年で到着。
 4年後、26年で写真が届く。
 数万基単位で打上げ、リスク下げる。

シンギュラリティ
 知性を飛躍的に発展させる。
 遺伝子操作で人間を進化させる。
 脳内データの外部転送。
 100年後、スターショットで行先のデータが揃う。
 1000年で行ける宇宙船とロボットができる。
 ロボットに意識を送り、恒星移民に。
 太陽の寿命は50億年。 

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2020年06月15日

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