【感想・ネタバレ】物語コーポレーションものがたり 若者が辞めない外食企業のレビュー

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Posted by ブクログ

最近食べに行こうとお店へ事前電話したら、「2時間半待ちです」と言われ断念した焼肉きんぐ。
行ったことがなかったので気になっていたが、コロナ禍にも関わらずさすがの人気ぶりに驚きました。
そんな企業、物語コーポレーションとは?と、ふと気になり本書を手にとりました。
経営理念や企業・店舗運営において、社長や担当者の実際の声やメール内容が記載されていて、具体性・信憑性があり面白かったし、読んでいて納得感もあった。
特に第5章以降が、その具体性に触れらていて読み応えがあった。
社員や社員家族との関わり方、自己開示を促す仕組み、役割モデルからの理念や取組の浸透など、成長し続ける企業のその要因について理解する事ができた。
営業会社に所属する自分にとって、細かな予算や数値で縛らないというのは共感できた。まずは、前期比を上回る、というシンプルな目標はわかりやすく自由度があり、その反面責任感も醸成され、社員の達成感やモチベーションも維持向上されるのかと思う。

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2020年12月31日

Posted by ブクログ

丸源ラーメンや焼肉きんぐなどの飲食店を展開する物語コーポレーションの小林佳雄氏の生い立ちや同社の歴史、施策などを通じて経営コンサルタントの著者が同社の強みに迫った一冊。

経営理念であるスマイル&セクシーやおせっかい、ミーム、掟など他社には無い人間の本能に根ざして施策が作られており、他社とは一線を画していると感じました。
小林氏が30歳までに感じたことがスマイル&セクシーという理念に繋がり、それによって現在の社風につながる様々な考えや施策が生まれたことも感じました。
また子供を同社には入社させないことなどのこだわりのルーツも知ることができました。

また、リーダーとして行う意思決定の本物と偽物の違いや自分の意見を明言することや亜僑という考えを中心として多様性を認めることなど同社が具体的に事業を行なっていく中で行っていることを確認できました。
そして、新入社員の家族を巻き込んだ入社式やミームを通じた社風の形成など社員に対しての取り組みやフランチャイジーに対して誠実に向き合う清正会やおせっかいを競う合う文化なども同社の成長を後押ししてきたことを感じました。

本書を読んで他店舗展開やFC事業、株式上場、中国進出と様々な挑戦を成功させてきた同社の裏側には小林氏や加治氏の考えや今まで同社が作り上げてきた社風などが要因となりここまでの成長を遂げてきたと感じました。
また次のフェーズに向かう同社がスマイル&セクシーの文化を受け継いだ次代の世代がどのように同社を発展に導いていくのか楽しみになる一冊でした。

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2020年07月27日

Posted by ブクログ

途中までは良かった、企業の成り立ちや説明は。第4章以降は、著者の語りになっていて、私には読めなかった。

P22 理念

企業の中で埋もれがちな、
生き物としての他者に対する魅力や、
利他行動、自己主張、自己開示行動、積極的な意思決定
などを引き出し、社員の生命力が躍動することを目指す。

人材の活性化の面では、
・社員が元気で活力に満ち溢れていること
・自発的かつノリがよく仕事に取り組んでいること
・新入社員を含めて社員がどのような場でも
 正々堂々と自分の言葉で意見を言えること
・社員が皆それぞれおしゃれであり、おしゃべりであること
・他者にポジティブに働きかけている
などの特徴がある。

P65 リーダーシップの根源

リーダーシップの根源は、
「自分はこうしたい」という意志と
実行していく覚悟が明確ではない人間には
客であれ部下であれついていかない。

自分たちがどこへ行くのか
決めてくれる存在がリーダーであり、
リーダーシップの根源。

P73 上司と部下

上司と意見が違う時に、自分はこちらの方が
いいと思ったら言うのは当然である。

会社の組織としてのつながりは重要だが、
個人と個人の結びつきはもっと重要。

部下への上司としての指導は当然だが、
人間としてどう部下をとらえるか
という考えに至らないと、
本当の意味での幸せは手に入らない。

104 リーダーは朝令暮改をためらうな。

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2020年02月05日

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