あらすじ
南太平洋に浮かぶ孤島イースター島。そこには千体ものモアイ像が眠っている。かつては緑溢れる豊かな島だったが、「モアイ倒し戦争」や西洋人の来航によって、一万人以上いた島民は約百人にまで激減、文明は失われてしまった。しかし、いまではモアイが再建され、文化復興の動きもめざましい。本書は島内に立つすべてのモアイ像を紹介し、文明滅亡の謎に迫る。さらに島民にも知られていない、隠された聖地へ読者を誘う。
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Posted by ブクログ
写真が豊富。新書なので、もっと大きいサイズ、美しい印刷で見たら見応えがあるんだろうな。
イースター島のガイドブックのようにも読める。
筆者がこれまでイースター島で積み重ねた時間、他の国や地域で培った撮影技術や取材力、そんなものも感じた。
Posted by ブクログ
カラー版 イースター島を行く―モアイの謎と未踏の聖地。野村哲也先生の著書。イースター島の歴史が学べる良書です。強欲傲慢な侵略者たちによって苦しめられたイースター島の先住民たち。イースター島にこのような悲劇的な歴史があったなんて知りませんでした。
Posted by ブクログ
ロンゴロンゴ文字はまだ未解明。でも、100個くらいは解読とな。
イースター島に行ってみたいと、妻がいうので、買ってみた。じゃあ行こうかというと、これから学費とな。行きたいのか行きたくないのか…
それはさておき、中公新書ながら、そこいらのガイドブックを寄せつけないクオリティではないか。
イースター島のガイドブックは読んだことないけど。
Posted by ブクログ
イースター島というと、未知な自分にとってはモアイだけを思い浮かぶものだが、そこにはモアイだけでなく、侵略を受けた歴史、今も連綿と伝わる伝統文化、人々の変わりつつも、変わらない生活と魂、その一端でも味わえるように、見事な写真付きで紹介されているのは魅了されない訳はない。
現地人ですら訪れることの少ないところまで踏破しているのには、単に勇気だけでなく、長期にわたる調査と、地元の人との良好な関係を築いている著者の素晴らしさも窺い知れる。