あらすじ
突然の辞令で東都中央銀行から債権回収部門会社に出向となった絵理華。「本社からの出向だろうと関係ない。覚悟しろ」容赦ない督促と美しい容姿から『氷の債権回収人』と畏怖される月島のスパルタ指導が始まって!?
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Posted by ブクログ
債権回収部門で働くことになった絵理華。周りのことばかり考えて、自己主張をするのが苦手な絵理華には大変な仕事かも。それでも、厳しい上司の月島の下で頑張るところを見ると、応援したくなる。少しずつ、自分の考えを言えるようになるのが分かるし。違った考え方をする絵理華と月島だけど、絵理華と一緒に仕事をすることで変わっていく月島も楽しかった。この2人の働きを、もっと見たくなった。
Posted by ブクログ
テレビで見かけることもある税金の回収ではなく、債権の回収となると、また雰囲気が違うなと読みながら感じました。
作者さまが経験者だからこそ書けた裏側事情だと思います。
だから、余計に氷なチーフの不器用な優しさが胸に染みたといいますか。
裏では結構色々主人公のためにやってますなあ。
主人公は女性で若いこともあり、序盤は特に綺麗事だなと思う言動もありましたが、自分が債権回収の際のスタンスをどうするかが固まってからは、青臭いながらも成長が見えたように思います。
冷静に現実を見られるチーフと債権者に寄り添った考えを持つ主人公のコンビは、互いに互いにないものを補い合えるいいコンビじゃないかなと。
恋愛模様の方は、三角関係になりながらも決着はつかず。
ただ申し訳ないけど、例の女史には勝ち目なさそうだなという気はします。
見た目ではなく、内面をちゃんと捉えての恋心でしたからね、主人公の方が。
債権者に関しては容赦がないのに、主人公(というか恋愛に対しては)意外に草食系というかヘタレなチーフ、ギャップ萌えも楽しめますぞ。