あらすじ
「コラーゲンはお肌をプルプルにする」「日焼け止めのSPF値は高いほど効く」「シャンプーなどに入っている界面活性剤は危険」「お風呂のあとの化粧水は必須」……。これらはすべて、真っ赤なウソだと著者は語ります。本書では、約30年に渡って、多くの患者の肌の悩みを解決してきた再生医療のプロフェッショナルが、これまで語られてきた美容常識のウソを暴き、科学的エビデンスのある「究極×最強のスキンケア法」を紹介します。「化粧品は『浸透させる』と生命が危険!?」「『オーガニック』『天然成分由来』に騙されてはいけない」「肌荒れ・乾燥肌は“洗いすぎ”が原因だった」「化粧品の『経皮毒』は科学的にはあり得ない」「“鉱物油が危険”は昔の話――安全性が高い保湿剤」「石けんとボディーソープ、使うならどっち!?」など、女性なら誰もが気になる疑問に答えます。誰でも簡単にハリツヤのある美肌を手に入れられる1冊!
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Posted by ブクログ
化粧品検定を受ける方におすすめの本!
テキストに書かれている内容を噛み砕いて優しく書いてある箇所もあり、勉強になる。
成分や肌の仕組みなど、、分かりやすく書かれており、説得力もあった。
お気に入りの本になった。
Posted by ブクログ
まとめ
基本の考え方→肌本来が持っている自己再生力・バリア機能を活かす。
洗いすぎない、触らない、オイル・ワセリン・セラミドなどの脂質やヒルドイドなどの保湿剤のみ(美容液・クリームでもOK)、シンプルなスキンケア(複数使わないで1つ)、心地よいように、光老化・紫外線対策で日焼け止め、日焼け止めは「のせる」
みんなスキンケア頑張ってやっているけど、所詮角層=0.02mmの厚さのケアをしていて、それは中から押し上げられてきた「死んだ細胞たち」のケアを頑張ってしているだけ。そんなの意味ある?
大切なのは自己再生力を甦らせること。
自分が気持ちの良いものを使う
医薬品→医薬部外品→化粧品
化粧品はあくまで「肌を健やかに保つ」が目的。治療とかはできない。自分が気持ちの良いように使う
化粧本何種類も使いすぎ注意
洗いすぎ注意
皮膚を保護する膜一枚でOK
○光老化=紫外線によるもの
UVA
UVB
○肌を洗いすぎないこと
○髪も週に2日洗うでOK
○コラーゲンを食べてもコラーゲンは増えない
真皮(皮膚下層)はコラーゲンでできている
コラーゲン摂取しても分解されるだけ
ビタミンC補給でコラーゲン生成を助ける
○スキンケア製品を複数使うと効果が弱まる
○美容液かクリームのいずれか一点のみ、化粧水不要。
○化粧水による擬似的な水分により、角質層の構造が乱れる。角質層の機能(=水分や油分を適切に保つ機能)を弱める。
○触らないこと
○洗いすぎないこと(週2日でOK)
○クレンジング
擦らずにのせて、ちょっと待つ
○体も洗いすぎないこと。ボディーソープは肌に残していけない
○化粧水の使用で角質本来の機能(水分や油分を適切に保つ機能)を乱してしまう可能性
○唯一のアンチエイジング策→紫外線→日焼け止め
追記
○ケミカルピーリング
化学反応を利用して肌のターンオーバーを早めているということ。
ピーリング剤自体がじかに肌を剥離させるわけではなく、酸を使って化学反応を起こすことで表皮基底細胞の増殖がうながされるため、肌の再生も早まっているのです。
○幹細胞(幹細胞注射、ヒト幹細胞エキスの化粧品)
再生医療では、最先端テクノロジーともいえる幹細胞をつかった治療もおこなわれています。幹細胞──厳密には骨髄由来幹細胞、脂肪由来幹細胞など──を皮膚に直接注射したり点滴したりすると、損傷部位の修復がうながされるなど、肌へのよい効果があるとされています。
幹細胞がアンチエイジングに効果を発揮するかどうかは、まだエビデンスがとれていないのが現状。
わたしたちのからだは無数の細胞によって構成されていますが、健全な状態を保つためには、古くなった細胞を新しい細胞と入れ替えたり、ダメージを受けた部位を修復する必要があります。その際に活躍しているのが幹細胞です。
分裂することで自らと同じ細胞を生み出す能力と、ほかの細胞に変化できる能力を合わせ持っている幹細胞は、状況に応じて必要とされる細胞を生み出すことができるのです。
○水蒸気やスチームは逆効果。乾燥を招く。ふやける→角質層の構造を乱す→深部の水分蒸発
○マッサージローラーダメ
○スクラブ洗顔ダメ
Posted by ブクログ
⚪︎良かった!
⚪︎博子さんのTwitterとか、YouTubeとか探しちゃった。でもあまりメディアに出ない方なのね。該当なかった
⚪︎代わりに友利さんのYouTubeみたわ。
⚪︎朝は、洗顔つけず水だけで洗うことにした。日焼け止めは、一日3回塗り直すことにした。セラミド入りの美容液にした。しょにち、化粧水もやめてみたけど、違和感あったので化粧水と美容液にすることにした。友利さんの意見と博子さんの意見を融合させて。
Posted by ブクログ
今まで自分自身が肌荒れにとても悩んでいたので、この肌に関する知識は私にはとても目から鱗の情報ばかりでした。
また顔の肌に関する事だけではなく、肌全般に関する知識なので知っておいて損はない情報ばかりでした。
Posted by ブクログ
言われてみればその通りだけど一番ショッキングだったのは、肌の表面は死んだ細胞だから保湿してもふやけるだけという事実。
よく聞くけど実は理解できていない美容ワードを、科学的根拠と実体験をもとに丁寧に解説していて分かりやすい。
読後は、肌本来が持つバリア機能がすごく優秀でシンプルスキンケアが一番というメッセージがとても腑に落ちました。
シンプル・イズ・ベスト
今までの常識が覆されました。
お肌のためと思えば何でもやってきてましたが、過剰は良くないのだと知り反省。
今すぐシンプルケアに成れなくても徐々に出来るよう努めていきたいと思います。
Posted by ブクログ
世の人はなぜか肌に良くないことをあえてやってしまってるのだけど、女の人はきれいになるために何かしたくてたまらないからっていう記述が腑に落ちた。正しい情報が広まってほしい。
Posted by ブクログ
肌のスキンケアや化粧品について、知っていたようできちんと理解できていない事がきちんと書かれていたので、読んで良かった。
これからのスキンケアで大切なことがシンプルだと知ったので、続けていけそうです。
Posted by ブクログ
日焼け止めは大事
こまめに塗り直す
顔はなるべく触らないこすらない
洗顔はやさしく毎回石鹸使わなくてもよい
石鹸か、ボディーソープはせっけんのほうがいい!
化粧水じゃなくてクリームorオイルorワセリン、せらみどorヒルドイドでケア。
または美容液、クリームのどれか一つでケア。
最終目的は肌本来の機能を正常に働かせて何もケアしなくてもトラブルが起きない肌になること。
Posted by ブクログ
たしかになーウソといか、そもそも浸透しないし、みたいのは多いんでしょうね。
P15 表皮(角質層→顆粒層→有棘層→基底層)→真皮→皮下組織
化粧品が浸透するのは一般的に、この死んだ角質細胞で形成されている「角質層」まで。その下で細胞分裂している肌の「奥」に、届くことはありませんん。
~多くの人が、このたった0.01-0.03ミリの死んだ細胞の表面を潤わせるために、化粧水をせっせと使っている、ということになるわけですが、果たして意味があるのでしょうか。
P161 どんなに「若返り」や「アンチエイジング」をうたった化粧品を使っても、化粧品によって肌が若返ることは、残念ながらありません。化粧品の目的は「肌を健やかに保つ」ことでしかないからです。
⇒アンチエイジングは日焼け止めのみ。
Posted by ブクログ
肌・スキンケアは何をやるのかをより、極力何もやらない方がよいという忖度なしの内容が書かれていて目に鱗だった。自分は男だけど、根本は同じだと感じた、
Posted by ブクログ
タイトルは少し過激めだけど中身は優しい語り口で読みやすい。
結局は極力触らず、洗いすぎずに自分に合ったシンプルなスキンケアをして日焼け止めは必ず塗りましょうという内容だった。
一般的な認識を変えるいいきっかけになる本だと思う。形成外科医とのことなので、美容整形施術についてもひとつひとつ見解を読んでみたい。
Posted by ブクログ
エビデンスに基づいた内容
形成外科医の先生
実践のハードルは高いように見えるが、効果はありそうに思える。自分の母も近い感じなので。
STEP1
お肌のこと、どれくらい知っていますか?
・肌の仕組みを正しく知ること。それが、美肌を手に入れるためのいちばんの近道
・肌の奥まで浸透するの奥は角質層、肌のいちばん表面にある、死んだ細胞、血液中から栄養が補給されることもない、しばらくすれば垢となって剥がれる運命、化粧品にも必ず角層までと明記されている
・肌の最大の役割は、からだを守ること
①水分の喪失や侵入を防ぐ
②体温を調節する
③微生物や物理化学的な刺激から生体を守る
④感覚器としての役割を果たす
・正常なバリア機能を邪魔しないこと、化粧品を浸透させるのではなく、バリアとなる皮脂を補強するような化粧品の使い方を意識する
・表皮のターンオーバーは約6週間サイクル
STEP2 もう惑わされない!知っておきたい美容常識の真実
・「無添加化粧品=安心・安全」はもう古い、「無添加」という表現自体には、ほとんど意味がない、「〇〇という成分が配合されていない」という意味でしかない
・化粧品を浸透させようとすることで、逆にシミをつくってしまう
・肌表面の自然な皮脂がなくなってバリア機能が弱まってしまうと、水分は蒸発し、老化のいちばんの原因にもなる「乾燥肌」を引き起こす
・乾燥を補うために皮脂の分泌が増え、結果、その箇所が部分的なオイリー肌になる
・肌に乾燥を感じるなら、もともとの皮脂成分に近いオイルやワセリンで、肌の表面に1枚ベールをつくってあげて、皮膚が正常に機能するように保護してあげるのがおすすめ
・科学的視点で見ると、オーガニック化粧品にもリスクがある、日本には、化粧品に関するオーガニック認定基準がないから、合成成分は、ひとつの成分にフォーカスして生成されたものだから、曖昧で未知なるものを含む天然よりも、むしろピュア
・敏感肌、皮膚科学的には、じつは厳密な定義がない、敏感肌だと感じる人におすすめは、「できるだけ使わない」スキンケア、肌が弱いと感じるなら、同時に化粧品を何種類も使うのをやめて、シンプルなケアを心がける、乾燥肌のいちばんの理由は「洗いすぎてによる乾燥、ワセリンやオイルなどを顔全体に塗ってバリアをつくる、それでも続くなら治療
・SPFは15あれば十分、こまめに塗るのが大切、FDAでは SPF15の日焼け止めを、日に当たる15〜30分前につけること、2時間ごとに塗り足すこと、水に入る場合はさらにこまめに塗ることを推奨
・顔のマッサージは形成外科医の立場からすると、残念ながらまったくの逆効果、肌のたるみやくすみ、黒ずみをつくる原因になってしまう、肌のハリを保つためには、繊維組織をできるだけ壊さずに、たくさん温存したほうがいい、マッサージローラーは、なるべくやさしく短時間で済ませたほうが安心、肌はこすると黒くなる、肌は「触らない」ほうがいい、スクラブ入りはお肌の敵、肌荒れ・乾燥肌は洗いすぎ「ゴシゴシ」が原因、皮脂は通常2〜3時間で再生、洗いすぎなければ、本来は洗顔後は何もしなくてもよい、使いたい場合は、オイルやワセリン、ヒルロイド、セラミドで塗るときは軽くのせる程度にとどめ、マッサージしたりすり込んだりなどの刺激は加えない
・ニキビは皮膚科に受診が良い
・水蒸気やスチームは医学的には乾燥肌を招く、室内全体を加湿する方がおすすめ、静電気の刺激は肌の角質を傷つける、シルクやコットン、リネンなどの天然繊維を身につける
・ゴールデンタイムの睡眠が美肌をつくるは根拠なし、入眠してから3時間後に成長ホルモンは分泌されるので、何時に寝ても大丈夫、規則正しい睡眠時間が重要
・化粧品の「経皮毒」は科学的にあり得ない
・再生医療の幹細胞は皮膚の修復には効果的だが、アンチエイジへの効果はまだエビデンスがとれていない、治療する場合は、「再生医療等提供計画」を提出している医療施設で
STEP3 おさえておきたい!お馴染み美容成分のウソホント
・シリコン(シリコーン)が毛穴に詰まってからだに悪影響を及ぼすという根拠はない
頭皮をゴシゴシ爪を立てて洗ったり、強い刺激を与えたりするのはやめる
肌に本来備わっている機能を生かすなら、シャンプーを使って頭を洗うのはじつは週2回でも充分
炭酸泉のヘア洗浄の洗浄効果のエビデンスはまだない
・科学的に考えて、合成ポリマーが皮膚の常在菌の活動を妨げてしまうことはない、ラップ状になって蓋をしてしまうこともない、化粧品に配合されている合成ポリマーは、水と親和性が高い水溶性ポリマーなので、水で顔を流せば簡単に落ちる
化粧品の効果を過信しない、化粧品の使用はできるだけ最低限にして、肌本来の機能を取り戻していくことが、健康な美肌を叶えるための近道
・ヒアルロン酸は、肌がうるおうわけではない、塗りすぎは自力の保湿機能が働かなくなる、注射の効果は数年、本来ヒアルロン酸は真皮に存在
・コラーゲンを食べてもコラーゲンは増えない、真皮はコラーゲンでできている、コラーゲン生成に大いに役立つのがビタミンC
・鉱物油が危険は昔の話、代表的なのは、ワセリン、ミネラルオイル(=流動パラフィン)、シリコーンオイルなど、非常に安全性の高い油、デメリットは落としにくい、ティッシュなどでやさしく押さえて油分を加減
・界面活性剤は自然界にも存在する成分、スキンケア製品に使われる界面活性剤のほとんどは、「非イオン界面活性剤」に分類される、非常に低刺激で毒性もなく、アイスクリームや乳飲料の食品添加物としても使われている、成分表示としては、ポリグリセリル、ソルビタン、DEA、MEAなど
・シミ、しわ、ニキビにも効く治療薬、トレチノイン(=レチノイン酸)、トレチノインとは、ビタミンA (=レチノール)誘導体の一種で、ニキビや老人性(日光性)、色素班などのシミや肝班の治療に使われる、FDAには認可されているが、日本ではまだ認可されていない。医師に処方してもらう必要あり。主な効果は、肌のターンオーバーを促進すること。現在は、強力な漂白作用のあるハイドロキノンと組み合わせて、肌の再生を図る治療がメジャー。市販のレチノールは、効果が100分の1ほど。
トレチノインは効き目があるので、医師の指示のもと使用する必要あり
・ビタミンCは1日100mg、できるだけ食べ物から摂取、外用剤の効き目は未知、100ミリグラム摂取、レモン(果汁) 8個、キウイフルーツ2個、みかん4個、いちご中粒10個、柿1個、キャベツ生のもの2〜3枚、ブロッコリー茹でたもの1株、赤ピーマン生のもの大きめ1個、緑ピーマン生のもの大きめ2個、ゴーヤ生のもの大きめ2分の1個
・イオン導入は美容目的ではまだ効果は実証されていない
・プラセンタ注射薬は現状で言えるのは、効果は一時的なもの、人由来のプラセンタ注射を過去に受けたことがある人は、献血ができない、現場では、まだ、安全性や有効性が確実とは言えない成分
・グリセリンとは、無色透明の液体で、アルコールの1種、強い保湿力と吸湿力を持つ、医薬品に使われるのは、合成グリセリンで、純度が高い、化粧品向けは、植物由来のグリセリン、必ず二面性があるので、自分に合うものを
・コエンザイムQ10のエビデンスはまだない
・今1番安全な防腐剤はパラベン、パラベンやメチルパラベンは、防腐剤として最も刺激がなく安全なもの
・セラミドは補う価値ある希有な成分、肌のバリア機能そのものを作っている、アトピー性皮膚炎の方にもお勧めすることができる、セラミドは、角質層に存在しているから、スキンケアで補うことが、食品にも含まれている。例えば、お米、小麦、乳製品、大豆、こんにゃく
・シミには主に4種類ある、①老人性色素斑(ろうはん)、②そばかす(雀卵斑)、③肝班、④炎症後色素沈着、圧倒的に多いのは1と3
①原因は紫外線②遺伝③女性ホルモンによる影響や摩擦による刺激が最も大きく関係している④大半は自然に消える
一度できてしまったシミはそう簡単には消えません。①はレーザー治療が必要
美白化粧品にうたわれる「美白」とは、肌の色調変化を「予防」することと定義されている
紫外線対策と摩擦を防ぐこと、これだけがシミに対する予防となる
・シミができるのは、皮膚の表皮でホクロは真皮、根本的にほくろを取るためには、メスを使って切除、レーザー治療では再発することもある、日本人の場合、手のひらや足の裏などにほくろが出現した場合、メラノーマである可能性が高いと言われているので、医師の診察を受ける方が良いでしょう
STEP4 医師が教える「肌構造がよみがえるシンプルスキンケア」
・スキンケア製品は複数使うと効果が弱まる、化粧品の役割は、「肌を健やかに保つこと」、成分は1つに的を絞って使うのが〇、シミが気になるなら、美白効果のあるもの、乾燥が気になるなら、保湿効果のあるもの、シンプルな効果をうたった化粧品がオススメ
著者がお勧めするのは、美容液かクリームのいずれか1点のみを使うケア。化粧水は原則必要ありません。成分でも香りでも、自分にしっくりくるなと感じるものを選んで、洗顔後に優しく肌にのせてください。使うのが1つだけなら、少し高価なものも手が届くかもしれません。そうした満足感もきっと、肌に良い影響を与えてくれる。
・肌機能を蘇らせるための2つの心得
1つ目は、できるだけ「触らない」こと、接触や摩擦は、どんな程度であれ、肌にとっては刺激となる
もう一つは「洗いすぎない」こと、肌は洗い過ぎると傷ついてしまう、普段は水やぬるま湯ですすぐ程度でも、実は充分、著者は洗顔は週2回ほどしかしていない。できるだけ肌に触れる回数を減らし、洗いすぎない。これが美白を手に入れるための近道。
・クレンジングは「こすらない」が鉄則
選ぶ基準にする2つのポイント
1つ目は肌への負担ができるだけ少ない。
2つ目は使った後乾燥しない。
このポイントを科学的にクリアしているのが、実はオイルクレンジング、石鹸で簡単に洗い流すことをお勧めする
いちばん効果的な使い方は、こすらずに、ただのせて、しばらく待つ。その後、石鹸をよく泡立てて、軽く洗い流す。
仮にメイクが若干残ってても、怖がる必要はありません。角質には汚れを自動的に排除する機能が備わっているから、自然にきれいになる。
・石鹸、ボディーソープはいずれも、使いすぎると、皮膚トラブルを引き起こす、ノーメイクだったり、薄化粧の場合は、水かぬるま湯で洗うだけでオーケー、肌への刺激を考えると、石鹸の方が断然お勧め、ただししっかり泡立てること、汚れを包み込んで落とすというのが、石鹸の正しい使い方、肌のバリア機能が壊されることもない。皮膚科医が、肌トラブルを持つ患者さんに石鹸を勧めるのもそのため。石鹸は一部の病原体に対して消毒効果があるため、殺菌成分を配合する必要がないと言うのもメリット。
ボディーソープは肌に残してはいけない、よく洗い流す必要がある、洗顔料も同じ、弱酸性を歌う。洗顔料やボディーソープがあるが、皮膚に優しいのかどうかのエビデンスは今のところ取れていない。
・化粧水はマストアイテムではない、むしろ使わなくていい、化粧水を使うことのメリットはあまりない、角質層の機能を弱めてしまう、化粧水よりも油分が入ったクリームや美容液、オイルのほうが肌に馴染む、角質層の保護や修復を最優先するなら、化粧水は必要ない
・いますぐできる最強の「アンチエイジング」は紫外線防止が最大のカギ、毎日かならず日焼け止めを塗ること
・喫煙は肌老化を早める
・紫外線が活性酸素を発生させる、外的ストレス要因は紫外線、空気の乾燥、摩擦などの刺激、栄養素欠乏、廃棄ガスなどの大気汚染、喫煙、激しい運動、大量の飲酒、内的ストレス要因は疲労や食生活の乱れ、睡眠不足などの不規則な生活、人間関係などの精神的ストレス、抗酸化作用のある野菜&果物、パイナップル、バナナ、キウイフルーツ、りんご、メロン、マンゴー、大根、にんじん、にんにく、たまねぎ、ほうれん草、アスパラ、ニラ
・森林浴が良い、公園や郊外など木々が多い場所でも効果あり
・肌がとてもキレイな人ほど、ほとんどスキンケアをしていない、肌の機能が正常に働いているから、化粧品を一気にストップするのではなく、少しずつ減らしていく
まずは洗顔をシンプルな石けんにする。朝晩洗っていいが、化粧をしていない時や薄化粧のときは、ぬるま湯でやさしく洗いながすだけにする。洗顔後は、化粧水はつけずに、オイル、ワセリン、セラミドなどの脂質やヒルドイドなどの保湿剤を適度に補ってあげる。それまでのスキンケアで、化粧水、乳液、美容液、クリームなど複数使っていた場合は、まずは化粧水と乳液をやめて、美容液かクリームを使ってもいい。本来の機能が戻るまでのケアの方法、①よく泡立てた石けんの泡でやさしく洗顔②脂質や保湿剤、クリームなどのうち一剤で保護、洗いすぎないこと、保湿しすぎないこと、1ヶ月半ぐらいで改善が見えてくる。
肌の刺激はできるだけ少なくし、洗顔と化粧品をつける際も、あまり触らないように意識
湿疹のある人や、肌トラブルが長いあいだ回復しない人はすぐに皮膚科を受診して指示を受ける
・化粧品はできるだけ厳選し、減らしていくほうがよい、新しい化粧品を使って赤みや痒み、湿疹などが生じた場合は、すぐに使用をやめる、べたつきやニキビができてしまったという場合は、しばらく様子を見てみる、これはケアを変えたことによって、皮脂の分泌や常在菌のバランスも変化しているために出た症状。バランスが保たれるようになれば、自然とニキビも消えていく、化粧品は薬ではないから、心地よさを優先
・美肌を叶えてくれるのは、化粧品ではない、栄養バランスの取れた食事は、美肌づくりの基本、適度な水分補給、生活のリズムも大切
・何でもほどほどがいい
サプリメントよりは必要な栄養素や成分があるなら医師に相談して処方してもらう方が安心
サプリメントより、食事面の工夫を優先
・石けんで洗顔するときも頬は触らずにさっと泡で洗って流す、日焼け止めをつけるときも手のひらを使って顔全体にのせたらおしまい
Posted by ブクログ
長年形成外科医として働いている先生が書いた本。世の中の美容常識について本の中では触れられているが、纏めるとスキンケアはシンプルが1番。①肌には極力触らない②化粧水も本当は必要なく、補うべきは皮脂に近い成分。油分の入った美容液かクリームのみで良い③紫外線防止のために日焼け止めは必ず塗る
Posted by ブクログ
形成外科医が考える正しい美容の知識と化粧品の扱い方を解説している。
人の肌はバリア機能を備えているため、その機能を傷つけないことが1番効果的な美容法。
化粧水や乳液は逆効果になることも。何かするならバリア機能を保護するため保湿クリームやオイルのみ塗るのが良い。
触らないことも重要で、人の肌は角質の更に奥の部分で新しい細胞がどんどん作られ、汚れは自然に落ちるようになっているため洗い過ぎは注意。
Posted by ブクログ
美容もやるよりもやらない選択が大事なことが分かった1冊。
お肌トラブルで皮膚科に行くと「洗いすぎ」と言われたことを思い出しました。著者に言わせると、さっぱりつるんとたまご肌は「洗いすぎ」。肌のバリア機能を取ってしまう。そのため、しっとりもっちりじゅわっとする化粧水かなにかをつけないと乾燥してしまうという悪循環に陥っているそう。インスタを見ると、たくさんの化粧品の紹介が載っていますが、、本当に肌にいいのか?意味があるのか??と 常識を疑うきっかけとなってくれました。
薬局でよくみるあの成分についてハッキリとコメントされているので次薬局に行ったら化粧品を見る目が変わりそうです。
■化粧水はつけない。
あれだけ店頭にならんでいるのに??そもそも、「化粧水」という商品はアメリカでは売っていないという噂も聞くくらいです。肌に水をつけても逆に乾燥してしまうだけ。ただ、セラミド入りは効果あるかもしれないとのこと。お米やこんにゃくにも入っているという情報には驚きでした。
■とにかく紫外線対策
夏は帽子を被っている人がたくさんいましたが、冬は少ないですね。でも、1年を通した紫外線対策が肌の老化を抑えるとのこと。
SPFも高ければいい!!と思っていましたが、本書のグラフを見て愕然。防御率5%アップのために日焼け止めの値段がいくらアップしているか・・想像しただけでハラハラしました。紫外線はとにかくお肌に悪影響を与えるので気をつけることを再認識できました。
■洗いすぎない。
洗う=善 みたいなイメージありませんか?お肌はターンオーバーがするので、著者はメイクもぬるま湯で洗うのみだそう。さらに冬に体が乾燥する人も洗いすぎだそう。
シャワーで汚れは落ちるとはいえ、わたしは石鹸でさっぱりしたい気持ちがあります。それほど洗いすぎの習慣が染み付いているようです。
■アマプラで無料で読めます(2023.11.28時点
Posted by ブクログ
他の本でも描かれていたけど、とにかく顔を触らないこと、そして日焼けしないことが大切だと感じた。
次海外に行った時はトレチノインのクリームなど日本未認可のスキンケア商品を買いたい。
Posted by ブクログ
言われてみれば確かに、と納得。昔の人は化粧水は元より美容液やクレンジングなんて使ってなかった。シワ・シミがあるのは日焼け止めを塗る習慣がなかったことが大きいんだろうと理解できた。
商品を売るために次から次へと目新しい化粧品は出るし「効果がある!」「あの人が薦める!」と謳われれば手に取るのはよくあること。ただ化粧品を過信しすぎず、ヒトの肌本来の機能を使うというのは当たり前のようで完全に忘れていた。
自分が心地よいと感じる香りや質感のものを使うのが一番だけれども、お風呂上がりに早く化粧水を!パックを!と逆にストレスになってしまうのが現状。とても興味深い一冊でした。
Posted by ブクログ
プライムリーディングにあり、評価が高いので読んでみた本。
肌は何もしないのが一番、というのは納得できるようなできないような。
昔南国に住んでいた時に、肌断食の本を読み、洗顔後は何もしない、日中は日焼け止めのみ、というのを続けていたが、日本に帰って冬になったらどうしても肌が乾燥して、化粧水と季節によって美容液も使うようになりました。毎日洗顔をしなければ良かったのか、どうなのかわかりません。
今はミルククレンジング、泡洗顔、日中は日焼け止めのみ、洗顔後は化粧水と美容液は使ったり使わなかったり、というのを何年も続けています。
同年代の中では肌は綺麗な方だと思うけれど、小鼻の毛穴のつまりが気になっています。鼻炎のためよく鼻をかむので、「できるだけ触らない」というのは守れそうにありません。
肌断食の本にはオイルクレンジングは良くないと書かれていたが、この本にはクレンジングならオイルと書かれていたので、クレンジングを変えるかも迷うところ。
洗顔も週に2、3回でいいと書かれていたけれど、日焼け止めを塗ってお風呂で顔が濡れても洗わない、というのは気持ち悪い気がしてしまいます。
気が向いたら、肌のターンオーバーのワンサイクル+αの期間、洗顔を減らすのも含めてこの本に書かれていたことを試してみようと思います。
Posted by ブクログ
肌荒れが酷いので、美容の知識を付けるためにも、読んでみました。初めて知る内容ばかりで、本物のお医者さんが科学的根拠をもとに説明されているので、とても説得力があり、勉強になりました。
今まで頑張ってきたスキンケアなのに、1番外側にある角質層が死んだ細胞から作られていることに驚きました。
化粧水塗らないことにはなかなかの抵抗がありますが、美肌になるためにも、頑張ってみます!
Posted by ブクログ
化粧水を使う必要がない!という表紙の謳い文句に惹かれて読みました。
男でもビックリするような色々な常識を崩されるのかなーと期待して読んでいたのですが、まず美容常識を知らなすぎたのであまりビックリできませんでした笑
とにかく触らず、スキンケア製品を絞るというのは自分でも実践できそうなので頑張ろうと思います!
Posted by ブクログ
結論を言っちゃうと、「肌に触らない事」「そもそもの免疫機能を助けてあげる事」「化粧品は基本的に使わなくてOK」「紫外線だけは日焼け止めでケアしよう」みたいな内容でした。所々で実際に肌に効果がある(肌のターンオーバーを早めたり、保護機能を助けたり)化粧品や成分について簡単な図も入れて説明してくれてるので、詳細を知りたい方や、そもそも肌の構造ってどうなってるの?って方にオススメです!この本と食事関連の本を合わせて読むと良いと思います。
Posted by ブクログ
何が必要で何が不要かをエビデンスと共に示してくれておりよかった。触らない擦らない、日焼け止めはしっかり塗る、化粧水とかをつけ過ぎず美容液やクリーム1つだけ、にすることは実践したい。
あとがきで女性は肌に何かしたいという気持ちが強いということがわかる、というような事が書かれており女性の気持ちを蔑ろにしていない所もよかった。
Posted by ブクログ
コスメフリークの私が、自分を戒めるために買った本。
本当に肌に必要なケアは何か、エビデンスとともに書かれてあるので、とてもわかりやすく説得力があります。
化粧品が大好きで、どんどん買っちゃう私のような人にこそ、おすすめです。
Posted by ブクログ
知人からの紹介。やる よりも やらない 選択を。
シンプルなスキンケアで肌本来の機能を正常に働かせることが大事なことを学べました。
+できるだけ触らない
+洗いすぎない
+毎日かならず日焼け止めを塗る
Posted by ブクログ
美容大辞典同様、何もしないことの大切さがわかった。
肌本来のバリア機能を損なわないよう注意が大切。
プロダクトを過信することなく、効能ではなく、使い心地などで選べるようになると良いと感じた。
Posted by ブクログ
形成外科の先生が教えるスキンケア。
いちばん大切なのは自分に合うスキンケアアイテムを見つけて使うこと。
いろいろなアイテムを多用すると、それぞれがお互いの効果を阻害する上に、肌トラブルが起きても、どのアイテムが合わないのか見極めづらくなるので、シンプルなケアがよい。
化粧品はあくまで肌を健やかに保つものだから効果を期待するべきではない。
食べ物やそのほかの生活習慣の見直しも大切。
ビタミンCの解説でレモンよりもビタミンCが豊富な果物や野菜がいろいろあることが驚きだった。
Posted by ブクログ
・形成外科医の先生が書いた本。
・化粧品が浸透するのは死んだ角質細胞で形成されている角質層まで。
・医薬部外品の成分表示ルールは化粧品よりも甘い。
・日本で販売されているオーガニック化粧品には認定基準がない。
・加齢による老化では皮膚が薄くなる。光老化は子供の頃から浴びた太陽光線の総量が関係している。
・SPF15以上になると紫外線の防御率はほんと変わらない。こまめに塗るのが大事。
・皮膚ではつねに新陳代謝が行われているので、汚れがついても角質が剥離して剥がれ落ち、毎日自然と綺麗になる。
・どんな成分にもメリットとデメリットがある。
・本当に防腐剤不使用の化粧品にはかならず消費期限が明記されているはず。
・肌には触れない、洗いすぎない。
・「やる」よりも「やらない」選択を。「やる」よりも「やらない」ほうがじつはずっと効果的。