あらすじ
韓国経済崩壊か!?日韓断交か!? 間違いだらけの、すべての俗論を斬る!
対韓国輸出規制問題、日本製品不買運動、元徴用工への賠償判決、慰安婦財団の解散、レーダー照射問題、GSOMIA廃棄、WTO提訴、ホワイト国除外……。
文政権のあいつぐ「反日」政策も効果が出ないうえに、政権発足時の目玉であった、国内の格差解消と、北朝鮮との融和もうまくいかず、ついには国内の政権不支持率は過半数を超えました。
経済においては、サムスンの収益が同時期前年比で6割減ったことにも代表されるように、韓国からの外国資本の“脱出”が急加速。さらに日本企業も、これまでは、あまり政治・外交的な要素を交えずに対応してきましたが、徴用工問題に始まる諸々の動きを受け、韓国からの資本引き上げが始まりつつあります。悪化の一途を辿る韓国の経済状況に関して文大統領は「今は我慢の時であり、確実に韓国経済は立ち直る」との発言を繰り返すものの、具体的な論拠も示さない姿勢に国民感情も離反。
外交においては、条約を守らない上に、北朝鮮との仲介役ばかりをアピールする韓国に、世界からの信用も失墜しつつあります。
そんな中で行われた、日本による「ホワイト国除外」……。
迷走する韓国……。そのとき日本がとるべき方策とは?そして米・中・北朝鮮は? 常にデータを重視した数量理論を展開する経済学者であり元官僚の高橋洋一氏が、得意の理詰めの論法で説く、今後の本当のシナリオ。
※本書は、2019年8月上旬までの情報に基づき執筆されています。
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Posted by ブクログ
この著者の本を読むと、いつも鼻持ちならない感じがするが、表現の仕方は別にして、割合正鵠を射るという感じと、最近の日韓問題についてのいろいろな見方に興味があり購入した。
具体的に面白かった箇所を抜粋すると・・・
★「公約を次々と実行するトランプ政権」ということで、マスコミや有識者とは反対に、トランプ大統領の実行力を評価している。
★韓国・文在寅大統領の頑なに「べき論と理想論」で進める外交に対して、「外交はどこと仲良くすれば得かというシンプルな問題だ」ということで、リアルな外交を展開している安倍首相に対して高い評価をしている。
「貿易問題で、韓国は米国に泣きついて日本との仲介を頼むしかない状況だが、米国は日本の立場を支持している。恐らく韓国はこの程度の情報さえ入手出来ていなかったのだろう。韓国は米国が肩入れしてくれないと見るや、今度は北朝鮮頼みに舵を切った。8月に文大統領は『南北間の経済協力で平和が実現すれば、われわれは一気に日本に追いつくことができる』と発言・・・文大統領の発言が非現実的であることは、既にドイツの例(統一で東ドイツ支援のために西ドイツが長年負担にあえぎ、低成長を余儀なくされた)で歴史が証明している」等々。
★日本での民主党政権の頃と現在の安倍政権での就業者数を具体的な数字で比較(民主党政権可下で雇用が30万人減り、安倍政権で雇用が300万人増)したりして、かなり安倍首相を評価している。反発を持つ人もいるかと思うが、この数字の意味することは大きいと思う。民主党政権下での経済政策は何だったのかと思う。
また今の韓国の文在寅大統領に不満を持っている人には留飲を下げる効果が期待できます。