【感想・ネタバレ】ラストナイトのレビュー

あらすじ

片桐達夫、五十九歳。顔には豹柄の刺青がびっしりと彫られ、左手は義手。傷害事件を起こして服役して以来、三十二年の間に誘拐事件を三回、強盗を一回起こし、刑務所を出たり入ったりの生活を送る男には、胸に秘めた思いがあった――。
菊池正弘が営む居酒屋「菊屋」に、刑務所を出所したばかりだという片桐達夫が現れた。三十五年来の友人を迎える菊池だが、刑務所から離れられない人生を送る彼に、忸怩たる思いを持っていた。片桐が犯罪に手を染めるようになったきっかけは、彼が「菊屋」で起こした傷害事件だった。しかしそれは因縁をつけてきた暴力団員から、店と菊池の妻を守るための行動だったのだ――。
片桐は、なぜ、罪を重ねることになったのか? 涙腺崩壊必至! 心奪われる、入魂のミステリ。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

大切な人が殺されて、人生をめちゃくちゃにされて、その犯人を見つけてしまったら、自分の全てをかけてでも追ってしまうのかもしれない。
その人自身の視点は決してなくて、周りの人視点で物語が描かれることもあり、ラストにならないと顛末が分からない。読み進める手が止まらず、後半は一気読みしてしまう。
最後まで信じてあげたら、何か変わったのか。それでも止まることはなかったんじゃないかと思う。でも、『信じて寄り添う』ことで違う結果にもなったかもしれない。

個人的にはチンピラがより嫌いになった

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2026年03月22日

Posted by ブクログ

ネタバレ

読ませる本だった。
顔にヒョウの刺青を入れ何度も犯罪を犯し各地の刑務所を出入りしている。
彼の馴染みの居酒屋の店主は彼を見放すことができない。
彼の行動には。妻の仇を討つという理由があった。
周りの人間から誤解されて生きていく決心をし、望みを叶える。
重い悲しみが沈んでいくようだ。

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2026年07月11日

Posted by ブクログ

ネタバレ

片桐達夫は、かつては愛する妻・子どもと幸せな家庭を築き暮らしていたが、ある傷害事件をきっかけに、人生が180度変わり、それ以降何度も罪を重ねて刑務所への出入りを繰り返している。

なぜ彼は罪を重ねるのか?

章ごとに語り手が変わり、同じ場面でも目線が違うと見え方がガラッと変化する。そして章が進むごとに、点と点が少しずつ線になり、片桐という男の秘めたる思いが明らかになっていく。

結末は悲しくて、切なくて、虚しくて。

エピローグの後、不器用で真っ直ぐな1人の男の人生が、きっと影響を与えたであろう周りの人たちのその後の人生や心情の変化まで答え合わせが欲しかった。それくらい、救いが欲しかった。
余韻を残すための終わり方だったのかもしれないけど。

最後に。ひかりにとっては、真実を知ることと、知らずに生きていくのと、どちらが幸せなのだろうか。

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2026年06月24日

Posted by ブクログ

ネタバレ

薄い本だから軽く読もうと思って手に取ったのに、すっかり引き込まれてしまった。

顔面に豹柄の刺青をいれ、犯罪を繰り返す片桐。
昔に起こした傷害事件で最愛の妻と子と別れることになり、自暴自棄になっていると誰もが思っていたが…

うわー衝撃…
なんて悲しい人生なのか。
「悪い人じゃないのに」という人が辛い思いをする本に最近やたらあたるけど、本当に胸が痛い。
人として真っ当な人生を送るためには、優しさだけではなくて強さと賢さがないといけないんだなと考えさせられる。今回の片桐に関しては相手が悪かっただけではあるけれど、相手を刺してしまったり、人生を棒に振った復讐の仕方を選んでしまったり。
生き残っている娘のことや、お世話になった弁護士や菊屋の主人など、周りの人を不幸にしない方法もあるだろうに。

そして梶原が最悪すぎて。あー頭くる。

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2023年06月12日

Posted by ブクログ

ネタバレ

顔面に刺繍を入れた刑務所を出所入所を繰り返す男・片桐。片桐を昔から知る菊池、犯罪を繰り返させたくない弁護士中村、元妻陽子の娘・ひかり、元暴力団員梶原の女・絢子、ラストは荒木目線で片桐の幸せの絶頂時から転落して現在に至る様を見る。
なんで出所入所を繰り返すのかと思えば、ラストの刺殺のシーンで明らかに。梶原のクソ野郎感は胸糞ではあるが、片桐の転落のキッカケを作った梶原への復讐がこうなされるのかと悲しくもあるが片桐の考えた末の行動なら…胸打たれる話でした。

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2026年02月15日

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