【感想・ネタバレ】渋沢栄一論語の読み方のレビュー

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Posted by ブクログ

ネタバレ

論語の1センテンス毎に内容説明と渋沢栄一自身がそれをどう理解してどう行動したかをまとめた本
いわゆる「子曰く~」毎なので、非常に読みやすい
そして渋沢栄一自身の話も論語の普遍性によるものだろうが、決して古臭くない。現代でも通じるどころか、違和感を覚えるところが無い。逆に明治から現代までのつながりを感じる。それは、今の時代が明治の改革をベースに根本的に変わっていないからなのか。

メモ)
実学を旨とし、架空の大言壮語を嫌ってきた
経済と道徳は両立できる。だが、実地に行う信念と勇気が今の人たちは乏しい
行くことを教えれば裏の来ることも理解
衣食の世話をして孝行ではない、敬愛かねて初めて孝行
人を見る時、その人の善悪正邪をみる。動機を見る。行為の落ち着くところを見る(何に満足して生きるのか)
器なる人は自らを用いる。器ならざる人は器を使う人
いかに信が大切でも義にはずれた行為は守ってはならない
万事消極的(倹約)では何もできない。重要なことには積極ではなくてならない
自分と処世の違う人へどんなに自分の意見を述べても聴き入られず徒労に終わる
一を聞いて十を知る人は賢明だが処世上で問題がでることもある
非凡な才能を持っていても人を識別する目を持つ人は少ない
考えすぎは良くない。2回目の再考で判断し動くべき
道を説いても実行しなければ意味がない
人材が必要。石田三成は四万石の身で一万五千石を島左近に与えた
家康は孔子教で封建制度を確立させようとした。だが士農工商はそれ以前の制度。日本の儒教がそのまま孔子の教えかと言えば、そうではない
士は死んで初めてその責任が解除される
忠臣蔵。吉良の無理難題を静かに打開する道もあったが、それが出来ずに武士の意地で刃傷におよんだのは一時の怒りにその身を忘れたため。結果、多くの家臣が路頭に迷った

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2015年03月14日

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