【感想・ネタバレ】きりしたん算用記のレビュー

あらすじ

大勢の人でにぎわう京は北野天神の境内で、どろぼう扱いされて泣いていた天涯孤独な少女・小菊。彼女を救ったのは18、9歳になろうかという若く美しい女性だった。屋敷に連れられていくと、女性はルチアと呼ばれていた。キリシタンなのだ。江戸初期のキリシタン弾圧は、すでに始まりつつあった。小菊は未知の世界におびえるが、ルチアはその聡明さを見込んで、読み書きや算法を学ばせる。江戸時代のベストセラー和算書『塵劫記』の著者・吉田光由(与七)を脇役に配し、黎明期の和算と喪われていくキリシタン文化との出会いを、小菊とルチアの交流を通して心洗われるような物語に仕上げた。やがて弾圧の嵐が強まるなか、2人は京を離れるのだが……。ルチアの慈愛に満ちた美しい心と、小菊の健気な成長に胸を打たれる。ヒット作『算法少女』の著者による「和算小説」の名著。『塵劫記』成立の謎にも触れ、一般読者だけでなく和算ファンにも楽しめる。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

和算についてはほとんど出てこなかったのが残念…。けど、この迫害の時期のキリシタンの様子っていうのはなかなか興味深い。フィクションなんだけども。

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2024年04月09日

Posted by ブクログ

ネタバレ

いいお話なんだけど、ちょっとあっさりし過ぎ。せっかくのテーマをもっと掘り下げてほしかった。それぞれの登場人物の内面が描かれてないので物足りないし。

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2012年09月29日

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