【感想・ネタバレ】５０歳を過ぎたらやってはいけないお金の話のレビュー

山中伸枝

老後のお金2000万円不足問題は、この1冊で解決！

定年前後の５年間、
お金との付き合いには罠がいっぱいあります。
定年後の生活が始まる前に破綻してしまう人もいるくらい、
とっても危険な罠です。

この時期は、月々の収入は減りますが、
退職金を手にするときです。
普段、見たこともない大金を手にして
気持ちが大きくなっています。

現役時代には、投資話に耳を貸さなかった人が、
株式投資やＦＸなどに退職金をつぎ込んでしまいます。
ほかにも、豪華な海外旅行、高級外車の購入、
外貨建て生命保険の契約、家の購入、地方移住など、
挙げればキリがありません。

自分はきっとうまくいくと思い込んでいるけれども、
実際には悲惨な状況に陥ってしまうことが、
定年前後の５年間に起こることが本当に多いのです。

本書では、実際に本人たちから聞いた悲惨な話をもとに、
その実態と対策をしっかり解説します。

50歳を過ぎたらするべきこと、
50歳を過ぎたらしてはいけないことを、
しっかり知っておけば、
お金のことで老後が不安になることは、
きっとなくなるでしょう。

■本書に登場する悲惨な末路のケース

・退職金を「ご褒美」と勘違いした人の悲惨な末路
・職金で「株式投資」をした人の悲惨な末路
・保険は「いざというときの備え」と信じる人の悲惨な末路
・支店長のご挨拶で「いい気持ち」になった人の悲惨な末路
・親の資産を把握しなかった人の悲惨な末路
・現役時代の浪費癖から抜け出せない人の悲惨な末路
・安易に地方移住をしてしまった人の悲惨な末路

[ブクログ · ★★★★★]

投資について普通の人が抱きそうな幻想を粉々に打ち砕く良書。
投資家だと自分が思っている人にも一読の価値あり。

[ブクログ · ★★★★★]

とても良い。すっきり明確に書いてある。定年後の学び直しやお金のかかる趣味は、貧乏老人一直線になるリスクがある。その通り。

[ブクログ · ★★★★☆]

やってはいけないことは多いなぁ

退職金をご褒美と思ってはいけない
退職金の平均額を信じてはいけない
現役のときと同じくらい稼げると思ってはいけない
妻を扶養の範囲で働かせてはいけない
年金の平均額を信じてはいけない
うかつに年金の繰上げ受給をしてはいけない
「もう年だから」と資産運用をあきらめてはいけない
窓口でお勧め商品を聞いてはいけない
保有している投資信託を一度に解約してはいけない
定年トレーダーを目指してはいけない
資産保全目的で「金」を買ってはいけない
マンション投資が個人年金になると思ってはいけない
お金が貯まったら始めよう」と考えてはいけない
生命保険で資産形成をしようと思ってはいけない
夫婦2人のために高額保険料を払ってはいけない
一時払い終身保険に退職金で加入してはいけない
保険外交員の情にほだされてはいけない
「親の財産を知らない」で済ませてはいけない
親が要介護になっても介護離職だけはしてはいけない
親の介護でパニックになってはいけない
介護にかかったお金を立て替えてはいけない
大きな財産もないのに相続税対策をしてはいけない
相続が発生するまで何も行動しないのはいけない
細かい節約術で支出が減ると思ってはいけない
退職後に家を買ってはいけない
住宅ローンを退職金で完済してはいけない
働いている子供の生活費を援助してはいけない
親兄弟に相談せずに勝手にお墓を買ってはいけない
1つの銀行だけにお金を集中させてはいけない
多額の現金をタンス預金してはいけない
ビジネスプランもなく士業で開業してはいけない
妻におうちカフェを開業させてはいけない
わざわざお金を出して学校に通ってはいけない
年金の離婚分割をあてに熟年離婚をしてはいけない

何も出来ない。
逆にやって良いこと教えて

[ブクログ · ★★★★☆]

今40歳ですが、読んでよかった。と、思うほどにこれからの気をつけるべき注意事項が満載で助かりました。

実際にあったモデルケースでお話ししてる、、、とのことでしたが。こ、こ、こ、れは。。。と、考えこむほどに、貧困老人の末路が恐ろし過ぎた、、、

でも、とてつもなくあり得る話ばかりで。他人事とは思えませんでした。。。

60歳以降はカモ期です。っていう意味もしっかりと理解。笑笑

今の今まで言われてきた老後はもう今後来ないと思っていいですよ。
少子高齢化で、終の住処としてマンション買いましょうなんて、今後は現実的じゃなくて。もう最後は施設。

これはもう子どもを持たない夫婦も独身者も、子持ちもみんなこれになりますよ。と。

子どもは子どもで生活あるし、自分で自分のことちゃんと考えておかないと。今の施設は充実してるし、さっさと入っておしまいなさい。的な話を聞いて、なるほどなぁと、思った次第です。

なんとなく今後の道のりが見えてくると、お金の使い方もうっすら見えてくるようで、とても勉強になった一冊でした！！！！

[ブクログ · ★★★★☆]

ファイナンシャルプランナーの著者が、実際に相談を持ち込まれた事を書き下ろしているだけに、身につまされる。銀行にいって掛けられた言葉はまさにこの通り。予備知識無く行っていたらカモにされていただろう。内容は、ライフプランに記入。

[ブクログ · ★★★★☆]

章毎のストーリーが面白くその後の説明までとても読みやすい。
50歳と言わず、20代でも読んで面白かったです。

[ブクログ · ★★★☆☆]

50歳になり防衛手段の1つとして、タイトル買いしてしまった。
内容は、定年前後の時期に忍びやってくる誘惑や銀行からの魔の手には十分注意しようという話。
見たこともない退職金の額を通帳で見ると、気持ちが大きくなりご褒美だと大きな買い物を立て続けに購入してしまうと、すぐに退職金が底をついてしまう。
退職金が口座に入金されることにより、行員からの挨拶には注意を払い、特に「お勧めはありますか?」と聞くのは絶対NG・・・何故なら自分のノルマを消化できるから。
それを聞いてしまった日には、ろくでもない商品を勧めてくるに決まってるという件が印象に残った。

効果的にお金を増やすには、資産運用が不可欠。
積立によって元本を増やしていける時期は、まだ働くことで得られる収入が比較的多い50歳から60歳までと考えておく。この10年が大事だということ。

[ブクログ · ★★★☆☆]

定年退職後のお金の話。
一時に大金を手に入れると何をするかわからない。
またこのお金で20年30年後は生活していかなければならない。
金を増やすのは大変だ。