感情タグBEST3
このページにはネタバレを含むレビューが表示されています
Posted by ブクログ
「敏感性性格者」たちがなぜ生きづらいのか、その原因と彼らが自分の心を守るためのアドバイスが書かれている。
これを読んだのは、自分が逆のタイプであり、「敏感性性格者」の思考を少しでも理解するため。
勝手に被害者になり勝手に傷つく彼らの様子を思い浮かべながら読むと、そうだそうだ、そりゃそうだ、当たり前じゃん…などと頷くところが多い。
敏感性性格で生きづらい人々たちも好き好んでそうなったわけではないだろう。逆タイプの人間として、少しでも彼らの内を推察し、サポートできればいいなと思う。
- - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - -
〈P144〜145より〉
人生における絶対の優先事項は「自分自身になること」である。
とにかく自分が自分であることが最大の使命である。
したがって親子であろうと、配偶者であろうと、誰であろうと、私が私自身になることを許さない人とは別れることである。
これが「自分の人生を無意味にしない絶対の法則」である。
(シーベリーの『利己主義の方法』とは)
人から気に入られたいという、とらわれの感情から解放される方法である。
自分を大切にする人にしか他人を大切にすることはできない。
人は自分を受け入れる程度にしか、他人を受け入れられない。
自分を愛することなしに他人を愛することはできない。
- - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - -
まったく、その通り。
Posted by ブクログ
読書から長らく離れてしまっていたので、リハビリ1冊目として長らく時間をかけて読み終えました。(サボり期間もあり1年くらい…)
不安な感情には攻撃性をはらんでいることについて書かれている章は、これまで自分が思ってもいなかったキーワードが関連付けされているので驚きつつもすっと理解できました。
また、自分のことを知ってもらうことは傲慢や身勝手なことではない、という点についても
「あなた実はそう思ってるんじゃない?」とずばり当てられた気がしてドキッとしつつ、前述のように自分のことを知ってもらうのはとても大事なことだなと感じられました。
自分自身を理解すること、相手を見る(過去の出来事の録画ばかりに目を向けない)こと、今後の人間関係構築する上で大事にしたいポイントが沢山書かれてあったと感じています。
Posted by ブクログ
加藤先生の本にはいつもなるほどと思うのだが、今回のこの本では「敏感性性格」の記述について、目からウロコだった。
さらにちょっと意外だったのは、「自分でどちらか一方に決め込んでいこうとしないこと」「2つの自分を楽し」むこと、などといった提案が、割と最初の方に書かれていることだった。そのせいか、他の加藤先生の本に比べて読みやすい気がした。まあ、読みやすいとか読みづらいに関係なく、加藤先生の本はこれからも繰り返し読んでいくのですが。