【感想・ネタバレ】コクーンのレビュー

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Posted by ブクログ

ネタバレ

葉真中作品にしては評価が低かったのでイマイチなのかな…?と思いながら読み始めたけど、あれよあれよとイッキ読みでした。
最後まで読んでパズルのピースがピタッとハマったけど、、バタフライ・エフェクト、、なんか怖いなぁっと思った。
でもその後、何気なくページを捲っていたら、続きのようなものががあって、、、うわぁぁぁ、、、やめて、、、ってなりました。。
彼女達のことは唯一の希望って感じだったのに、、、負の連鎖はどこまで続くの……?
当分の間、、ちょうちょ、、怖いかも。。

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2022年08月15日

Posted by ブクログ

ネタバレ

広義でのバタフライ・エフェクトを狭義に落とし込んだような作品。

ロスト•ケアを読んですぐに読み始めた。
こちらも現実の事件と少し絡めて物語が進む。
中心にいるはずの教祖のことは深く掘り下げられず、周囲の人々の人生を描かれている。

単行本と文庫本では掌編の順序が逆なようなので、個人的には文庫で読んだほうが楽しめそう。

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2022年06月03日

Posted by ブクログ

ネタバレ

「オウム真理教」を彷彿させる「シンラ智慧の会」が引き起こした無差別銃乱射事件、その教祖である天堂光翅を中心に、彼の関係者達の繋がりを描いた作品。

そこに共通し登場するのが金色に光る翅を持つ✨蝶✨

人生の分岐点とも言うべき分かれ道に差し掛かった時にどこからともなく現れ、「こっちだよ」と言わんばかりに導いていく。

もちろん、違った選択をしていればどんな未来が待ち受けていたのかは誰にもわからない。

どこか幻想的な雰囲気を醸し出していたが、時間を跨ぎ、登場人物の視点がコロコロと代わる為、私には読み辛い作品でした。


内容(「BOOK」データベースより)
一九九五年三月二十日、丸の内で起こった無差別乱射事件。カルト教団『シンラ智慧の会』による凶行の首謀者は、忌まわしき過去を背負う教祖、天堂光翅であった。彼や教団に関わった者たちの前に現れる一匹の煌めく蝶。金色の翅が導くのは地獄か、それとも…。平成を揺るがすテロ事件が生み落とした絶望とかすかな希望を、幻想的かつスリリングに物語る衝撃作!
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
葉真中/顕
1976年東京都生まれ。2013年、『ロスト・ケア』で第16回日本ミステリー文学大賞新人賞を受賞し、デビュー。第2作『絶叫』は第36回吉川英治文学新人賞、第68回日本推理作家協会賞(長編及び連作短編集部門)の候補となり、大きな話題を呼ぶ。’19年、『凍てつく太陽』で第21回大藪春彦賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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2023年04月13日

Posted by ブクログ

ネタバレ

読み応えはあるのに、なぜかとてもモヤモヤします。

新興宗教団体によるテロ事件に何らかの形で関わりのある登場人物の昔と今、ふたつの時代。モヤモヤの原因はおそらく最終章。事件を起こした教祖の母親がわが子を出産したことを悔やみつつ、自分がこの子を産まなかった場合、わが子の上を行く外道が出てきてさらなる大惨事が起きたであろうパラレルワールドを想像します。自分の息子が起こしたテロのほうがまだマシだったと考えることにモヤモヤ。

フィクションであっても、被害者や加害者の遺族のいつまでも癒えない思いや、その思いを抱えたまま暮らす様子には触れることができた気はします。事件を起こした犯人の思いはわからないから、とてつもなく不気味。

新興宗教のみならず、満州、行路病院(=生活保護を受ける患者を「転がす」病院)、東日本大震災のことまで盛り込まれてややこしく、誰が誰やらわかりにくい点と、性的に嫌な話が多いのと、それに目をつむったとしても陰惨すぎるのでめげます。それでも読み応えはあったから、他作品も読んでみたい作家。

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2019年07月17日

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