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Posted by ブクログ
江戸時代の儒学者、貝原益軒の書いた「養生訓」の要約書。
著書が養生訓の内容を一部抜粋し、その教えを現代に合わせてアレンジしたもの。
健康関係の本を読むとたびたび出てくる「養生訓」。
原本に当たるのはちょっとしんどそうだったのでこちらを読んでみました。
〇変わらない体と変わっていく生活習慣
日本人は腸の長さが他の国の人よりも長い。
それは、穀物を中心とした食文化が長年根付いたことに体が適応したため。
日本の食文化は戦後急激に欧米化したが、数千年にわたる穀物中心の生活で作られた体は変わらない。
そのため、肉や牛乳、アルコールに適応できない人がいる。
〇万の事、皆わがちからをはかるべし
→何事も、自分の力の及ばないところで無理をするな。自分の力量を知って行いなさい。
〇凡の事十分によからんことを求むれば、わが心のわづらひとなりて楽なし。
いゝさかよければ事たりぬ。
十分によからん事を好むべからず。
→すべて完全にやろうとすると、負担になって楽しめなくなる。
多少でもきにいればよい。完全無欠なものを好んではいけない。
→何事もほどほどに、6,7割良ければそれでよしと考える。