あらすじ
ホキが淳にいさんからもらった誕生日プレゼントは、一頭の木馬でした。その日からホキは、その木馬の背に乗り、案内されて万華鏡を通りぬけ、夜毎ふしぎな世界、妖精の国へと旅立つことが、できるようになりました。やがて、木馬の秘密を知ったホキは……。人間のやさしさとはなにか、ほんとうの愛とはなにかを語りかける、さわやかな都会ふうセンスの、詩情に満ちた、不思議でロマンチックな、ファンタジー童話。
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Posted by ブクログ
小学生のころに図書室で読んで以来、ずっと探してた本。読んだら、当時の自分が何に惹かれたのか分かったし、今読んでもやっぱり好きだなあと思う。
昔好きだったこと、
・女の子が好きなものが詰めこまれてる。六角形の家、最初に淳が迷いこむ路地、ホキがもらうプレゼントの可愛いこと。
・ホキはお母さんの顔を知らず、お父さんを亡くしたという「不幸」を持っている。子どもの頃は、このことに憧れていた。
・ホキは回りとなじまず本ばかり読んでいて、不思議なはなしをする「変わった子」だけれど、みんなに愛されている。ホキを引き取ることになった淳のお母さんはホキがする不思議なはなしを好んでいるし、淳はバカにしながらもホキをかわいがっている。本当に羨ましかった。
今読んで思うのは、
・木馬が意外とクール。
・ホキが木馬とお別れできたのは、ホキが愛されているからなんだろうなあ。
・情景描写が美しくて好き。
・淳がものすごく男の子でとてもかわいい。
ずっと手元に置きたいと思っていた一冊。