【感想・ネタバレ】毎年、記憶を失う彼女の救いかたのレビュー

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Posted by ブクログ

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タイトルに惹かれて手に取った。主人公は尾崎千鳥。両親の事故から約一年。「解離性健忘」という記憶喪失が起こる。そんな中、千鳥は天津真人という不思議な男性と出会い、ある賭けが始まる。
デートはいつも夜で、よくケータイをいじる真人。
注意深く文章を読むと伏線がたくさんあることに気づく。自分のことを顧みず、ただ千鳥の幸せを願って行動する真人の姿に感動した。何か秘密があるのはわかっていたが、まさかそんなことが…
現実味がなくて物足りなく感じる人もいるかもしれないが、私はこういう恋愛小説結構好き!
記憶を失っても感情が覚えてる…とっても素敵だと思った。最後の終わり方も私好み。

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2024年02月25日

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ネタバレ

1年で記憶が無くなったしまう、主人公と突如現れた謎の男。彼が持ちかけた内容は”1ヶ月で正体が分かれば君の勝ち”
美しく装飾された伏線は、蔦のように絡まり、彼女たちを結びつける。大きな盛り上がりとカタルシスが心に残留する。

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2018年12月30日

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記憶障害。1年しか記憶がもたない女と1日しか記憶がもたない男。人生って本当にすごい。何が起きるかわからない。人の記憶は儚いっていうけどこの人たちの記憶はすごく価値のあるものだと思った。温もりを与えてくれる人を大切にしたいと思える作品。
でも最後はちょっと。結局千鳥は救われたのか、2人はどうなったのかすごい気になるかな。

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2023年03月31日

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ネタバレ

タイトルで分かるように、彼女には記憶障害があるんだなーと思った。
彼は日記を記しており、それはトライアンドエラーかと思ったが、後半…まさか1日しか記憶が保てない方とは…
だから夜からなんだなと、、色々合点が行った。
愛ってすごい。すごいなと思った。
2人で前を向いて歩いて欲しい。
5年後の2人を見て見たいなと感じた。

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2022年11月10日

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静岡県西部住みなので読んでいてわかる地名やら店名やらが多くて楽しかった。

こういう現代恋愛小説みたいな作品は好みではなく読んだこともあまりないが、友人にすすめられて読んでみた。改行が多く、内容のわりに(物理的に)厚い本だと思った。
まさか天津も記憶障害持ちとは。全く予想してなかったので驚いた。終わり方はあれが1番美しくてさっぱりしてるんだろうけど、その後的な話も読みたかった。

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2020年04月23日

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2017年。第54回。
自動車事故で両親を失い、ひとり助かった娘。だが、記憶が1年しかもたない。浜松の病院に通っている。そこで、ひとりの小説家と出会い、彼の提案によりデートを重ねていく。デートしてもいいかな、と思ったのは、彼がイヤな感じではなかったから。記憶なくても、感情は覚えているのかもしれない。
彼との過去が少しずつ明らかになっていく。最終的にはえー。それはせつないなぁ。びっくりしたから、あえて書かない。

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2022年08月15日

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浜松のご当地グルメみたいな作品でした。
内容は1年しか記憶が持続しないヒロインが、自分を知っている男性と出会って、成長していくお話です。
さすがいに展開が単純すぎた気がします。

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2020年01月16日

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千鳥・天津はときにすれ違いもするが、
なくてはならない存在であり、そして両者にとって
(天津にとって千鳥は、千鳥にとって天津は)
まぎれもなく「生きがい」なのである。

「彼はこうなってしまうことも覚悟していた。その上で、君に進んでもうことを考えて生きてきた。君は本当に進んでいない?」
この医者の言葉に、
天津の千鳥に対する絶対的な決心というものを感じ
それと同時に、
彼が過去にどれほど苦悩してきたか、そして彼女の言動にどれだけ救われたかがみてとれる。

千鳥は天津の「生きがい」である、過去を知り未来を見据えることができた(家具を作るという決心)。そして、彼女の最後の“賭け”は愛を超えたもはや「使命」である。表紙の挿絵のように次は“千鳥が助ける番”なのである。

しかし、千鳥はいづれまた記憶喪失をするだろう。そこで、彼がどのような行動をとるのか。そして、千鳥はどれほど彼を覚えているのか。

けれども、そのような終わりのない物語に成長の兆しを与えたのがこの2017年であり、千鳥にとって三回目の記憶喪失だったのであろう。



積読してみたい。

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2019年06月21日

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<あらすじ>
わたしは1年しか生きられない。
毎年、わたしの記憶は両親の事故死直後に戻ってしまう。
事故から3年後、わたしの前に現われた見知らぬ小説家は、ある賭けを持ちかける。
「1ヵ月デートして、ぼくの正体がわかったら君の勝ち。わからなかったらぼくの勝ち」
デートを重ねるうち彼の優しさに惹かれていき――。
彼の正体とは?

<オチ>
彼とは昨年結婚していた。
しかも彼は1日しか記憶が保てない病気だった。

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2019年03月18日

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