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第54回メフィスト賞受賞作! わたしは1年しか生きられない。毎年、わたしの記憶は両親の事故死直後に戻ってしまう。空白の3年を抱えたわたしの前に現われた見知らぬ小説家は、ある賭けを持ちかける。「1ヵ月デートして、ぼくの正体がわかったら君の勝ち。わからなかったらぼくの勝ち」事故以来、他人に心を閉ざしていたけれど、デートを重ねるうち彼の優しさに惹かれていき――。この恋の秘密に、あなたは必ず涙する。
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愛ですね
タイトルから、きっと涙止まらないやつだなと思っていましたが、涙出ませんでした。真人の穏やかで理性的な言葉も、千鳥の懸命に生きようとする姿勢も、将来を考えると暗くなってしまう状況の中で、生きていくのに何が大切かを考えさせられました。この先にも二人の困難は山積みだろうけど、心が温かくなる未来しか想像できない素敵な作品でした。
Posted by ブクログ
幼い頃の事故のせいで、毎年1度記憶を失う女性(尾崎千鳥)。ある日、目の前に現れた男性に賭けを持ちかけられる。それは、以前に会ったことのあるこの男性と「どこで出会い」「どういう関係」かを言い当てることができなければ、男性と交際するというものだった……という内容のお話。
記憶喪失系のお話は世の中に数知れず。
有名な『博士の愛した数式』と記憶喪失の扱いは似ていますが、こちらは恋愛が主軸になっています。
あまり恋愛ものは読まないのですが、引き込まれるように4時間ほどで読破しました。
どんでん返しがやや強引ではあるものの、あとから「そうだったかー!」と思うような伏線がしっかり張られていて楽しかったです。
昔TVの特集で7秒しか記憶が保てない女性について見たことがあるのですが、記憶って不思議ですよね。
我々が普段、何気なく暮らしている隣にも、こういった記憶障害の人たちがいるんだと考えさせられました(何故この小説でそれを思うのかは謎)。
追記:ネタバレありスクロール注意!!
尾崎千鳥を「ミスなんちゃらのグランプリ」にしたことで、逆に「作り物感」が増しているような気がしました。結局、恋愛は顔なんかい、と突っ込みたくなるような。これは僻みですかね(笑) いや、確かに彼にとっては千鳥ちゃんは違う意味で大切な存在なんですけど、なんだかお互いに縋りつくのが愛だよ、って展開が、うっ重たい! となってしまうようなお話でした。手放しで感動の恋愛! とは言い難いような。私だけですかね……?
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