【感想・ネタバレ】おとむらいさん（１）のレビュー

大谷紀子

売れない女優、音村いづみはひょんなことから葬儀の司会をすることに。初めて体験する葬儀の世界は見たことのない『人間ドラマ』がぎっしり。ドSっぷりが素敵な産神さんなど魅力的なキャラクターも楽しい、笑って泣ける葬儀漫画!!

[匿名 · ★★★★☆]

葬儀の世界

主人公の音村いづみは売れない女優をしている。
いつもサスペンスドラマで殺される役ばかり演じている彼女は老衰以外のパターンはコンプリートしているんじゃないかというレベルでわき役ばかり演じている。
演じ終えてもメインの役者のように花束ももらえない状態の彼女はマネージャーのハコちゃんとの会話で無意識に一般人扱いされてしまうくらいだった。
そして仕事がひとつ終わればそのあとにまったく予定がなく、やはりほぼ一般人状態の彼女はほかのバイトをしなければ食っていくことができない。
入居するマンションの一階の花屋の息子の杉浦くんに声が魅力的だからそれを生かした仕事をしてみたらと言われる。
そんな彼女に舞い込んできたのはなんと葬儀の司会者のオファーで……。

絵がきれいだし、身近なようであまり知らない世界のことなのでこの作品をきっかけに知れてよかった。