【感想・ネタバレ】戦前昭和の国家構想 のレビュー

ユーザーレビュー

Posted by ブクログ 2017年09月12日

この手の本でいつも居心地が悪いのが「農本主義」である。丸山真男が全体主義の手先の擬似インテリと見なそうと、都市優位に対するアンチテーゼと再評価しようと、腑に落ちる感がない。軍だけでなく政治や経済や思想が全体主義化していくなかで、農本主義もその求心力により活動を激化したのだろうか。

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Posted by ブクログ 2012年11月28日

共産党に関連する「社会主義」の内容は既知のものが多かったが、「農本主義」は新しい観点から記載されていると感じた.犬養毅内閣以降、政党の力量が不十分で軍人が首相になっていた第二次大戦前の政治状況は、現代の政治家もよく学ぶ必要があろう.

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Posted by ブクログ 2012年06月24日

井上教授の著作を読むのは初めてだった。とても分かりやすく、納得できる。ということは、細部をやや無視して、モデル的に叙述しているのではないか、と疑ってしまうのだ。それはこの程度のページ数でまとめる為には必要なことなので批判するつもりはないのだが、個人的にはもっと多角的な視点から勉強する必要があると、改...続きを読む

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Posted by ブクログ 2012年10月25日

戦前昭和といえば、議会政治の崩壊から軍事独裁へという「イメージ」が定着している。しかしことはそう単純でもない。議会政治という意味では最後の近衛内閣まで維持されている。その多様な歩みから戦前昭和を再構成する一冊。

情熱とその挫折からなにを学ぶべきか。非常に現代的意義からも広くよまれてほしい一冊。

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Posted by ブクログ 2012年07月02日

昭和初期から太平洋戦争勃発まで、時代を彩った4つの思想(議会主義、社会主義、農本主義、国家社会主義)を概観する。そして、4思想が目指す理想的な国家構想がどのような経路で挫折し、戦時体制一色となったかも。

思想を体現する主要人物と、転機となった出来事を振り返りながら、それぞれの思想の持つ特徴を解説。...続きを読む

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Posted by ブクログ 2012年06月26日

戦前昭和の社会主義、議会主義、農本主義、国家社会主義が語られている。その中で、特に興味を抱いたのは、農本主義が満蒙開拓の移民熱を煽り、また橘孝三郎の国家改造プランは、ナショナリズムによって結びつき、そして五・一五事件へと展開していくことであった。しかしながら、これらの主義に基づく国家構想はすべて挫折...続きを読む

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