【感想・ネタバレ】コミュ障 動物性を失った人類 正しく理解し能力を引き出すのレビュー

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Posted by ブクログ 2015年07月19日

いろいろな評価、生き方があってよいと思う。
ただ、自分自身を解ろうとする気持ちは持ち合わせていたいものだ。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2022年01月09日

コミュ障と呼ばれる人の要素として、1怒りの表情が読み取りにくい 2そもそもコミュニケーションの必要性を感じていない の2点が挙げられる。
怒りの表情については、人間の本能にある危機への対応力の弱さがあり、必要性については、自分自身の興味の隔たりが背景にある。
「普通の人」としての接し方は、自分は理解...続きを読む力があるとは考えず、相手が何を求めているのかを考えるのが良い。
また、怒りの表情を読み取る力を高める必要性があるとも感じた。
コミュ障の人は、社会に認めてもらう(振り向いてもらう)ことをふつうに願っている。しかし、一般的に認められる方法ではなく、ネガティブな反応をされやすい行動をしてしまうことが往々にしてある。
コミュ障の人には、怒りの反応を読み取る力、認められる行動とは何か(普通の人はどう考えているのか)考える力をつけさせていきたい。

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Posted by ブクログ 2019年12月04日

コミュ障の人は細かい部分によく気がつくが、全体感の把握が苦手。他人の怒り、困惑を察知する脳の働きが弱いが、他人からのリアクションが必要ないわけではなく、ネガティブ、ポジティブに関わらず、リアクションを求めている。
うーん、とても思い当たる。
普通の人間は本能的にポジティブなリアクションよりネガティブ...続きを読むなリアクションに素早く反応するが、コミュ障はどちらへの反応も素早さで差がないという点で、より動物性を失っていると著者は評価している。

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Posted by ブクログ 2016年05月07日

コミュ力が低いというとネガティブに捉えられがちだが、相手の言動にいちいち捉われず没頭できる人は知的能力が高く、天才と言われている人も多いそうだ。コミュ力の高低は良し悪しではなく、それぞれ長所短所を伴う特性に過ぎない。周りのコミュ力が低い人のこともよい面を正しく評価し、自分がコミュ力低いと思っている人...続きを読むも自分の良さを伸ばそうと著者は説く。納得。自分は自分でコミュ力を高める努力はしつつ、どんな相手にも偏見を持たずに接せるよう努めたい。

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Posted by ブクログ 2018年05月29日

イマイチ評判の良くない『ケータイを持ったサル』と同じ著者ですが、ブルーバックスから出ているので気になって読んでみました。

「コミュ障」の定義から始まり、知的活動への極度の依存(とは書いてないが、いわゆる依存している状態)を、否定的に見るのではなく、客観的に捉えるところがなかなか面白かったし、チェス...続きを読むのボビー・フィッシャーを引き合いに出してくるあたりも面白いし読ませる。

高度なコミュニケーションを常に求められる現代に、やっとの事でも追いつけない。それはよく言われているように人間的な能力の不足ではなく、低次の動物的なコミュ力がイマイチだからだ、という定義がおもしろい。

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Posted by ブクログ 2015年08月12日

活字を求めて、そして自分を知りたくて読んでみた。引きこもりの人がなぜ引きこもりという生活スタイルを選択するのか、その心理過程(思考過程かな)が、昨今の自分の体験したことに酷似していて、やはり自分はコミュ障だと実感した。
途中、データは神が与えたものとか、オタクとしてキモいと言われたくないならSNSで...続きを読む情報を発信しろ、的な文章には閉口したが、コミュ障だろうがそうじゃなかろうが、思っているほど他人の気持ちがわかったり、共感能があるわけじゃないというあとがきが全てではないかと思う。

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Posted by ブクログ 2015年07月26日

著者は霊長類の研究者で心理学の専門家。そのため、猿などの実験を通して動物と人間の比較からの著書が多いようです。今回は職場などの人間関係に難のあるコミュニケーションに障害のある人、いわゆる「困ったちゃん」をどう扱うか。副題に正しく理解し能力を引き出す、とあります。実際にコミュニケーションの言葉が日々絶...続きを読むえない職場にあって頭を痛めている自分にとって、まず正しく理解しているのか、と考えていたので、この本にある実験結果を読んでなるほどと納得できました。コミュ障の人のコミュニケーションスタイルの違いが認識できたということです。最近科学者ばかりでなく世間を賑わしたあの話題の人も引き合いに出されていたりして、一連の経過も頷けるところでした。
動物性から遠ざかってしまった社会にいる現代人、しかしこの社会に適応してきた私たち人類。これからも増えていくであろう彼らをうまく活かしていく方法も提示されていましたが、実際のところ、お互いの違いを知り理解しようとするのはとっても忍耐のいることであるため、実行するのはなかなか難しいのだろうと思うところもありました

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