【感想・ネタバレ】介護士からプロ棋士へ 大器じゃないけど、晩成しましたのレビュー

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Posted by ブクログ

今泉先生だから
成し遂げたプロへの道
だったんだと思います
『諦めなければ夢は叶う』
この言葉を実現させるのは
凡人では出来ない
相当な覚悟と努力が必要
チャンスというのも
思いがけずあるものではなく
チャンスを作るのも
その人の器量なのではと思いました
今泉先生には沢山に良いご縁があり
そのご縁はご本人が作り出したご縁
それがチャンスになり掴みとれたもの

人生の良い教訓となる一冊でした

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2020年05月24日

Posted by ブクログ

ネタバレ

こんな棋士がいたのか!という驚き。棋士といえば奨励会。トッププロは若手が鎬を削る奨励会を1-2年で駆け抜け商談していく…
近年、奨励会を年齢制限で退会してもプロになる道が開けます。当然条件は非常に厳しくなります。
著者は奨励会入りを果たしたものの一度は年齢制限で退会。中卒で将棋の世界にのめりこんだため、どう社会に溶け込んでいくか、困難を強いられます。
そしてアマ棋戦を制し、奨励会3段リーグに復帰しますがここでもあと一歩で4段昇格=プロ棋士になるチャンスを逃します。
今泉さんの転機になったのは介護職への転身でした。ここで今泉さんは人間の心に触れます。自分の意見を押し付けてもダメ。かといってお年寄りのいうことを聞いてばかりもダメ。泣き笑いを共にすることで心を通わせていきます。そして再度将棋に挑戦、プロ棋士になるための5番勝負に勝ち越せば4段に、という道を切り開きます。対戦相手は4段昇段仕立ての順。年下ではありますが新進気鋭のプロ棋士に勝ち越さなければなりません。
今まで自分の気持ちの弱さのために逆転を許したり、逆に相手のなめてかかって惨敗を喫したりの繰り返しでしたがここで初めて自分の気持ちをコントロールし、見事4戦目で3勝を挙げます。
まるで映画をみるような一遍。
でも実話。
一番私の心に残ったのは、「メンタルの強さ」「メンタルのコントロール」が人生を分ける、というところでした。

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2015年06月26日

Posted by ブクログ

プロ編入試験が制度化されて初めてプロ棋士になった今泉四段の自伝。
内容的には後半の1回目の奨励会辞めて以降が面白かった。

・職を転々とするも、地元福山の道場で教えてほしいと言われ、再びアマ棋界で活躍。
 その間にネット対戦で色んな人と対戦し、磨く。
・アマ竜王戦、アマ名人戦、朝日アマ名人戦のアマ三冠となり、三段編入試験に合格し、再び奨励会へ。
 師匠は小林八段に断られ桐谷七段へ。
・そこでまたパチスロにはまり、年齢制限で再び退会。
・そこで3二飛戦法で、奨励会員にして升田幸三賞を受賞。
・地元福山で介護職として働き、そこで精神的に成長を果たす。
・アマ王将に4連覇し、瀬川がプロ棋士になって以降制度化されたプロ編入試験第一号となり、3勝1敗でプロ棋士に。

転機になったのは、2度目の奨励会を退会して介護職になったときで、そのときに大分精神的に鍛えられたみたい。

現在は無事にフリークラスも卒業してC2に入ったみたいで、今後の活躍が期待されるところ。

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2017年10月16日

Posted by ブクログ

2人目のプロ編入組みの棋士です。介護の仕事をしたことで得たメンタルの成長がプロに繋がったということですね。ニュースで見たときも凄いと思いましたが、この本を読んで改めて凄いことだと思いました。

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2016年10月03日

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今はプロ棋士となられた今泉健司先生(棋士ですから先生ですよね!)の自伝。プロ編入試験の時はドキドキしながらニコ生で見ていました。
苦労されたのですね。「夢は努力すれば叶う」といいますが、それはきれいごとであるということは50年も生きてくればわかること。でも、叶った人に対しては素直に賞賛したいと思います。
今泉先生、よかったですね。今後の活躍を期待して応援します。

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2016年02月05日

Posted by ブクログ

今泉健司氏の「介護士からプロ棋士へ」、2015.3発行、文字通り「七転び八起き」の人生、2014年12月8日、プロ編入試験に合格し、41歳でプロ棋士(四段)に。順位戦はフリークラスで名人への挑戦はできませんが、他の棋戦での活躍を期待しています(^-^) 同年生まれには、行方尚史八段や木村一基八段が、羽生名人は3歳年上、久保利明九段は2歳年下です。

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2016年02月24日

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