【感想・ネタバレ】たりんたらん(1)のレビュー

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Posted by ブクログ 2015年03月24日

この恋愛漫画、どう表現したものか
風変わりだろうか、シュールだろうか、奇をてらってるだろうか、それとも、新感覚なんだろうか・・・・・・
全体を通して、笑える部分が多いから、ジャンル的にはラブコメであるのは間違いない
正直なトコ、好き嫌いが分かれる以前に、受け入れられるか受け入れらないか、だろう
この...続きを読む『たりんたらん』自体が、「君になら読まれてもいい」と読み手を選んでいるような錯覚に、読んでいる最中で囚われた。最後まで読め、なおかつ、こうやって、拙いなりに感想を書けている私は選ばれたんだろうか?仮に途中で、ノリに馴染めず、読み飽きてしまった読み手がいても、「じゃあ、いいよ、読まなくても」と冷たく袖にしそう。まぁ、あくまで私の勝手なイメージだが
タイトルが、実に主役の二人である、仁野くんと留辺蘂さんの恋人関係をそのまま表現しているが、作品そのものに物足りなさはない
線こそ脆そうに見えるが絵柄は意外に崩れてないし、話が進んでいくテンポも独特だがメチャクチャではない、キャラの個性もしっかりと立っていて、会話の弾み方も軽快だ
何より、傍目からはカップルに見えず、思えず、納得できなくても、仁野くんと留辺蘂さんが互いの世界と価値観を共有できる、唯一の異性に理屈じゃ説明できない感情、そう、恋愛感情を持ち、育んでいるのがしっかりと読み手に伝わってくる点が非常にイイ。まぁ、読めば読むほど、恋人らしくなさが強まって、ますます、混乱と混沌が混ざり合っていくわけだが。ただ、世の中には様々な形の恋愛があるわけだから、仁野くんと留辺蘂さんのコレも「普通」だろう、って結論に最終的には達せた、どうにかこうにか
また、この二人の意識的でも天然でもない、高度なボケに入る、対極的に傍迷惑なほどラブラブな恋人同士であるダーリンとうみたんこと大西と海の、オーバーリアクション気味なツッコミが1セットで笑いを生む点も、高評価の理由だ
次巻で多すぎる足りない「何か」に、この二人が自発的に気付く時があるのか、と期待する一方で、二人は現状に満足し、「足りてない」事を不安にも思わず、多くを望んでない訳だから、このままでもいいのかな、と悩んでしまう。加えて、彼らにツッコミを入れ過ぎて、大西と海がグロッキーにならないかも心配だ。まぁ、この二人はイチャイチャしてれば、疲れなんて瞬く間に吹っ飛ぶんだろうから杞憂だろうけどw
たった一つだけが、難癖をつけさせてもらうと、ページ下のミニ漫画だな。別に必要ないだろ、とは言わない。これがあってこそ、『たりんたらん』だ。けど、ローマ字表記は正直、読みにくかったな
どの話も面白いが、個人的に笑いのツボを押されたのは、ラブ12『ディス(イズ)コミュニケーション』だな。こんな二人だからこそ、言葉が無くても通じ合える?
この台詞を引用に選んだのは、二人の相手への「好き」を表す言葉の中でも特に突き刺さる力が強かったからだ

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