あらすじ
本書は『チーズはどこへ消えた?』同様、寓話風の物語が核になっています。原題は“Peaks and Valleys”。すなわち「山と谷」。
「人生は山あり谷あり」という言葉がありますが、そんな単純なたとえ話ではありません。ここで語られるのは、仕事と人生における「山」と「谷」を自分の思いどおりにあやつる、スキルに満ちた考え方です。どうすれば「谷」から抜け出せるのか、いかにして「山」にとどまることができるのか……
その秘訣を説いた本書は、まさに驚きと感動の読書体験をお約束します。「頂き」を見失っているビジネスマンに新たな世界を開く叡智を贈る、話題作です。
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Posted by ブクログ
『チーズはどこへ消えた?』も良かったですが、私はこの作品の方が分かりやすくて勉強になりました。
山にいる時、傲慢にならない。感謝する。良い状況でもおごらずに改善し続ける。
谷にいる時、恐怖に支配されない。利点を見つけて活用する。
また両方で、真実が何かを考える。
良い時の傲慢さ、悪い時の恐怖に耳が痛い思いでした笑
今後に活かしていきたいと思います。
Posted by ブクログ
誰にでも上手くいっている時、そうでない時がある。それを山と谷で見事に表現している。
現実を受け止めるか、自分なりに解釈してしまうか。ここの見方で山にも谷にもいくと思った。
私のビジョンは?
読み終わった後考えてみたくなった1冊。
Posted by ブクログ
人生山あり谷ありとはよく言ったもので、
山(好調な時)では有頂天に、傲慢にならない事
谷(うまくいかない時)は長く続かない、不安を自ら増長させてないか問うてみる事。
人生謙虚に。
ちょっと前に、どん底と思う事があった。その時は不安でしかたなかったけど、その辛さを経験したからこそ、今の謙虚な自分があると思う。
これ、若い時、読んでいたらどうだったろう…人とぶつかって、攻撃して、打ち負かすのが強いと思ってたし、周りもそんな人ばかりだから、弱い者はやられるだけという社会。それは、、、この本を若い時に読んで、共感して「ほかの人に伝える」ということをしていたら、より生きやすい世の中になってるのかなぁ。
真実を見ろ。じゃあ何が真実?ありのまま。主観や憶測を取っ払う。これは、「反応しない練習」にも通じる。
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山と谷はつながっている。
山とは、自分が持っているものに感謝するとき。
谷とは、失ったものを求めるとき。
今日の順境で過ちを犯せば明日の逆境をつくり出す。
今日の逆境で賢明なことを行えば明日の順境をつくり出す。
重要なのは、どこで生きるかではなくどう生きるかだ。
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谷も山も自分自身で作り出しているものに過ぎないと学んだ。
今いる場所を過去と比べた時に確かに山になる場合も谷になる場合もあるが、そうではなく今置かれた状況に感謝することが大切なのだと思う。
順調であったとしても当たり前と感じてしまってはすぐに谷に転落してしまうし、逆境に晒されていたとしてもそれをチャンスと捉え前向きに行動出来ればすぐに山に登れる。
今自分がどこにいるのか、何をしているのか、何を求めているのか、何が手元に残っているのか、一つずつ確認して今の人生を生きようと思った。
Posted by ブクログ
仕事や人生でうまくいってるときも、そうじゃないときも、つねに「どうすればもっと良くできるか」を淡々と考えて行動しつづける。
その大切さに、改めて気づかせてくれる一冊です。
Posted by ブクログ
本当にこの著者の本は読んでいて面白いし、学びになる。
山に登った時にだらけてはいけない。
谷から抜けられないのは、恐怖心が邪魔をしているから。
人間誰だって現状維持が一番安心。
ただ、そこから抜け出したいなら大きな勇気が必要だと思った。
そして、目指す場所に辿り着いたとしても、放漫することなく謙虚にいることは大切だと思った。
Posted by ブクログ
哲学ちっくな価値観が落ち着いた文体で書かれていて読んでいるだけでほっと癒される。
物事の見方で自分が山にいるか谷にいるかは変わり、山にいるときも谷にいる時も最初は楽しみ、その後次の備えはしっかりすること、どんな時も大事な人へ愛情深くあることが大事であるという話。
対話形式が多いので1時間ちょっとで読み終わる。
具体的な方法論ではなく感覚としてのものごとの捉え方、取り組み方についてがメイン。
視点を変える、(中長期、立場、状況)ことの大事さ、幸せと感じるかどうかは人との関わりが大事で幸せの次に成功があるという本たちを思い出したりした。
Posted by ブクログ
チーズはどこへ消えた?と同じ構成の作品で、内容のわかりやすさ的には、チーズと比べてやや難しかったです。ただ、チーズを読んだ後であれば、この物語が言わんとすることは似ていて、入ってきやすいかと思いました。
チーズは必ず消えてしまうのと同じように、山と谷は必ず来ること。変化に気がつき受け入れること。この辺はチーズと一緒です。
チーズと違うのは、山や谷に対してより内面的にどうあると良いかについて書かれています。穏やかに、謙虚に、楽に、そしていつも真実を見つめることを実践したいと思います。
Posted by ブクログ
チーズの本とまとめて購読。
チーズの本の方が読みやすかったが、本書の方が示唆には富んでた。しんどいな、というときも自分の立ち位置をよく確認ていきたい、と思った。
Posted by ブクログ
人生の中で誰でもある山と谷。
順境と逆境。
そんな山と谷の状況下での対処法がわかる本。
悩んだ時やうまく行ってる時にこそ読みたいし思い出すべき、原則が書かれている。
山では謙虚に感謝を忘れない。
谷では隠れた利点がある。それを探す。
良い時も悪い時もどういう心持ちでいれば良いか、
そんなことを教えてくれる本。
Posted by ブクログ
チーズのシリーズを読んで、手にとった本。
人生山あり谷ありっていうけど、平坦よりは波がある方が楽しいんじゃないかなって思ってる。苦しいことは、もちろんあんまり経験したくないけど、苦しいことの方が、後々になって、思い出になってたりもするし、好転するきっかけになってることも思い返せばあるよなって!
学生から社会人になりたての頃、少しのことで落ち込むことが多かったし、調子のいい時は有頂天になって、つまらないミスしたりってこと繰り返してた。
謙虚さを忘れずに、失敗したり苦しい局面でも、怖がらずに目の前のことと向き合っていけば打開していけるよっていうメッセージが心に響いた。
Posted by ブクログ
Audibleにて
あんまり難しいこと言っていないので、素直な気持ちで聴くとすんなり入ってきます。
辛いとき楽しいとき色々あるけど、ビジョンを持って生きようよって話ですね。哲学です。
謙虚に生きなきゃダメですね。傲慢になったらあかん。
チーズの話は当たり前過ぎたけど、こちらは自分の人生にも山とか谷とかあったなぁって振り返りながら読みました。前向きになれる本です。
Posted by ブクログ
ストーリーの中で示される、物事の捉え方や考え方に、自身の人生経験が当てはまると、より深く理解し、共感できるのだと思う。歳を重ねた時、また読んでみたいと思った。
一方で、理解できる部分が少なくても、「山では謙虚と感謝を。谷では恐れすぎることなく。」という考え方は、全てのことに通じるものだと思う。心に留めておきたい考えだと思えた。
Posted by ブクログ
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1.この本を選んだ目的
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ブク友さんの本棚でみつけて。
チーズはどこへ消えたが好きだったので。
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2.概要
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山と谷の物語
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3.感想
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3月は寂しい季節ですね。
先日までドラマ『御上先生』にハマっていました。生徒たちの卒業を見届け、寂しさを感じていたところに、さらにサントラを聴いて、その気持ちがより膨れ上がっていました。
このドラマの「答えのない問題から逃げずに、考え続けることが大切」という言葉は、特に心に残っています。
普段からいろいろなことを考えているつもりですが、もっと深く考えられる人になりたいと感じました。
そんな私も、ついに大学院を卒業します。
40歳近くになってから通信制の大学で学び始め、5年かけて卒業。その後、大学院に進学し、卒業を迎えた今年まで、約10年――。
改めて振り返ると、少しだけ感慨深い気持ちになります。
そして、これからどうしていくのか。
まだ明確な答えは見つかっていませんが、何かを探しているのだと思います。
どこに向かうべきなのか。
目指すべき頂(いただき)はどこにあるのか。
それを、考えて――。
この作品、「頂はどこにある?」
次の山に到達するには、自分にとって意味があり、現実的で、そして本当に望めば達成できるビジョンを描き、それに従うことが大切。
そして、山に長くとどまるためには、謙虚さと感謝を忘れてはいけない。
と、この本から(^^)
自分が目指すべき姿を明確にし、新たな一歩を踏み出したいと思います。
Posted by ブクログ
【結論】
ほぼ物語で構成されているから非常に読みやすかった。
人生の山と谷をどのように捉えるか、どのように振る舞うべきかをわかりやすく教えてくれる。
早いタイミングで読むことを強く勧める。
【詳細】
一人の若者が谷に住んでいる。
なんの変哲もない谷であるが、仕事や私生活が思うように行かなくなってきたことをきっかけに、近くにある山のいただきを目指すことにする。
目的は山の頂からの景色を見ることであった。
山の頂には一人の老人が住んでいて、若者は彼から人生における山と谷との付き合い方を教えてもらう。
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山にいるときは感謝をすること
谷にいるときは失ったものを求めない
谷とは心の中の不安
谷にいるときは、そこから学べることがないかを探すこと
山にいるときは、山に至った行動をとり続けること
谷にいるときは、谷に至った時と反対の行動をとること
自分のエゴに集中しないこと
他者に対して思いやりを持つこと
山にいることだけを願わないで、行動に移すこと
五感のイメージを持って具体的なビジョンを持つこと
この教えを多くの人に広めること
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これらの教えを守り、また時には自分で気づき若者は豊かな人生を送っていく
【印象に残った点】
失ったものを求めることが谷になることは、自分が持っていなかった考えなので印象に残った。
全体を通して自分なりの解釈をすると
「前を見続けながら行動すること。その時には他者への感謝の気持ちを持ち続けること」
なのかなと。
果たして、自分は今、人生の山にいるのか谷にいるのか。
考え方次第でどちらにもなるのだから、少なくとも山であることを願いたい。
Posted by ブクログ
1 どんな本?
人生の逆境と順境時の心の持ち方、行動の仕方
を寓話を元に説いてくれる本。自分が沈んでいる
ときに読むと助けになる本。
2 なんで読んだの?
(1) スペンサー博士の書籍をセットで買ったから。
(2) 寓話を楽しんで学びたかった。
(3) 寓話の学びを日常生活に落とし込みたい。
3 構 成
寓話の前、寓話、寓話の後の3部構成126頁
寓話の前で小さなレストランの場面から始まり、
学びを受け継いだ2人のお店が、寓話前の場面と
同じレストランだったと終わる。
4 著者の問題提起
山と谷の過ごし方で山を長くする事、谷を短く
する事が出来る。
5 命題に至った理由
スペンサー博士の想いと思料
6 著者の解
明確なビジョンを持って山の時は謙虚に感謝を
忘れず、谷の時はこの逆境で何が得れるかを考
える。
7 重要な語句・文
(1) 谷とは恐怖心である。
(2) 明確なビジョンを思い描いて行動に移す。
(3) 山と谷は何にでも絶対ある。
(4) 山と谷は繋がっている。
(5) 谷を抜けるにはパラダイムシフト
(6) 順境に感謝し、賢く対処する。(山を長くする)
(7) 逆境に潜む利点を見つけよう。
8 感 想
谷の時だったのでとても支えになった。
刺さったのは谷は恐怖心であるという事。正に
逆境とは恐怖や不安の事だと思う。
深く知りたい事は山への止まり方。感謝と謙虚
とそこに到達した行動を更に続け人を助け続ける事
で良いだろうか?
人に勧めるなら山と谷は繋がっていて絶対に両方
通過し続けるという事。我が子に伝えたい。
一頁丸っと要約だったりまとめに使ったりして
強調していて覚えやすい。
タイトルと違って頂きの話では無かった。
9 TODO
(1) 子供に教える。大人になったら本も勧める。
(2) 明確なビジョンを毎日描いて行動する。
(3) 辛い時は利点にフォーカスする。
(4) 良い時は感謝をして人を助け、謙虚になる。
10 問 い
山と谷とは?
11 答 え
絶対に来るもの。
Posted by ブクログ
この本は自分にとって必要だった。
慢心から人生を大失敗してしまい、ずっと這い上がれず燻っている状態が続いている。
この本をきっかけに再び山へ登りたい。
以下は良かった言葉。
「山と谷はつながっている」
「エゴは、山では人を傲慢にし、谷では怯えさせる」
「谷の苦しみはそれまで無視してきた真実に気づかせてくれる」
『謙虚さ』
Posted by ブクログ
主人公がネズミや小人でなかった分、より没入感はあったもののやや複雑な表現も多かった為、分かりにくい部分も多々あった。
ただいくつかのパワーワードというか好きなフレーズも得られ、読み易いので面白かった。
どの自己啓発本にも共通するが、「考え方」と「行動」が全てということを改めて思い知らされる。
Posted by ブクログ
人生を山と谷になぞらえて、その浮き沈みに対してどのように対処すべきかという心構えを教えてくれる。
おそらく、その時々の自分の状況によって、捉え方が変わってくると思う。時間を置いて何度か読み返してみたい。
Posted by ブクログ
オーディブルにて。
人生において順調なときを山、不調なときを谷に例えてそれぞれの過ごし方を教えてくれる。
谷では恐怖心に打ち勝ち谷に来たときと反対のことをしてみる、山では謙虚に感謝を持って。
学んだことを誰かに伝えてね、というメッセージが強調されているように感じた。最近は自身の経験をシェアすることもまた1つのビジネスになりうる。
Posted by ブクログ
一日で読めるのは良い。山の上の老人が「―――」と一本の線を書いて、「これは何だと思う?」「まったく脈のない状態に見えます」「正常な脈拍と同じで、人生には山と谷がつきものなんだよ」というのは、うまく言ったなあ。
「谷の苦しみはそれまで無視してきた真実に気づかせてくれる」。わかるけどね。聖人でありたいとは思います。
Posted by ブクログ
【頂きはどこにある?】
2023.05.30
(きっかけ)
チーズはどこへ消えた?のシリーズが面白かったので、どのような事が書いてあるのか?気になって…
※この作者の本を読む時は、自分に必要なことを知れるタイミングになることが多いですw
シンプルに伝えるのであれば…
物事が上手くいっている時は、
実際よりもよく思ってはならない
物事が上手くいっていない時は、
実際よりも悪く思ってはならない
現実を味方につけるべきであり
いっていない時は、
自分はどうなりたいか?
例)職場において、課長まで昇進を目指す。
→どんな課長になる?
→何故そこを目指す?等
具体的なビジョンを描くことで、恐怖心や相手からの反応を気にしないようになる。
職場において、
「お願いしても、きっと協力してくれない…」っと考えて頼んでいなかった事をいろんな人に頼んでみた…
すると意外と協力してくれる人が多かった!
自分のフィルターで、物事を見るのはよくない!と感じました。
#読書
#読書記録
#お家時間
#頂きはどこにある
Posted by ブクログ
山と谷、順境と逆境。
どこにいるかではなく何をするか。
置かれている状況に一喜一憂することなく、真実を見据えて行動する。
そのために常に平常心でいる。
それを物語が教えてくれた。
Posted by ブクログ
感想
禍福は糾える縄の如し。常に泰然自若としており、大きな流れに身を任せる。自分が置かれた状況を常に見極め現在どのように動くべきかを分析する。
Posted by ブクログ
あまり速読能力はないですが1時間ほどで読み終わりました。
主人公は老人にただ導かれて成功したのではなく、自ら経験し老人のヒントをどのように活かしていくのかを模索しながら成長していく形だったので読んでいて親しみを感じました。
私は今山にいるわけでも谷にいるわけでもないのでそこまで響かなかったけど、学べる点は多かったので状況が変わった時にまた読み返したいです。
読みやすいし理にかなっているので星3にしておきます。
Posted by ブクログ
「山と谷の対処法」という哲学が軸となっている。というか、登場人物は存在するが、ほぼ純粋にこの哲学を読者にわかりやすく伝えるためだけにそこにいる設定だ。
人生には山と谷があり、それ自体は避けられない。むしろ平地しかない人生は恐ろしいものだ。問題なのは、エゴが、山にあっては傲慢さをもたらし、谷にあっては恐怖を呼び起こすことだ。真実は違う。山にあっても感謝と謙虚さを忘れず山に登ってきたやり方を続ければ長く山にとどまることができるし、谷にあってはそこから学ぶものを探し求めて谷の利点を見つけることでいち早く次の山にさしかかることができる。山と谷は地続きで、どこからが山でどこからが谷かなど決まっていない。人間が勝手に両方を過大評価して不安定な気持ちになっているだけだ。
山とは持っているものに感謝するとき、谷とは失ったものを求める時なのだ。
谷とは人生で見過ごしてきたものに気付くチャンスであり、谷の時こそ具体的で魅力的なビジョンを思い描いて楽しく登り始める時なのだ。
正に仏教の教えに通づる、自分の内面が全てを生み出しており、内部の捉え方次第で幸福も不幸も決せられるという哲学。そして、変えられないものにこだわるよりも、変えられる内面を変える努力をすることがアプローチとして正しいという、7つの習慣に通づる哲学を展開し、他の人にもこれをペイフォワードしていこうという著者らしい締めくくりが心地よい書籍。
それほど掘り下げたわけではなかったため、星は3つで。