【感想・ネタバレ】プログラミング教育はいらない~GAFAで求められる力とは?~のレビュー

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Posted by ブクログ

ネタバレ

・コーディング(狭義のプログラミング)の教育 → いらない
 プログラミング的思考(も含めた広義のプログラミング)の教育 → すごくいい
(13)
・プログラミングと前工程(26-7)
①お客の悩みを聞く
②悩みの本質を洞察、分析し、解決策を立案する
③解決策のうち、情報システムでやるべき部分を抽出する
④やるべきことのざっくりした設計図を作る
⑤ざっくりした設計図を、もうちょっと詳細な設計図や日本語(別に英語でもいいけど)による指示に細分化(ブレイクダウン)する
⑥それをさらに、コンピュータにとってちょうどよいサイズに細分化する
⑦適切なサイズになった指示は、日本語で書かれているだろうから、コンピュータが理解できるプログラミング言語に翻訳する(←ココが一般的に言われているプログラミング‼)
 基本的にはプログラミングとは最後の工程(⑦)か、ちょっと拡大解釈しても、もう1つ前の工程(⑥)を含めたもののみを指す。この部分の仕事を担当するのが、プログラマ(コーディング技術者)
 超上流工程(①~③)を担当するのがコンサルタントやシステムアナリスト
 ④~⑥、あるいは④~⑤を担当するのがSE(システムエンジニア)
・システム作りのプロセス(65-7)
 -会社全体:経営戦略、システム化の方向性、システム化計画
 -業務:要件定義
 -システム:システム要件定義、システム方式設計
 -ソフトウェア:ソフトウェア要件定義、ソフトウェア方式設計、ソフトウェア詳細設計、ソフトウェアコード作成(プログラミング)
・プログラミングは異文化コミュニケーション:プログラミングとは、常に自分とは違う他者について考え続ける作業(115-7)
・どこまで指示を分解するか(174)
 -幼稚園の子に「はみがき」という仕事を説明するにはどこまで分解するか
・コンピュータは論理でしか動かない(176)
 -最後は気合い、と思っているうちは、国際社会で議論もできないし、長時間労働もなくならない
・哲学を含む教養の重要性(197-9)
 -「やれること」と「やっていいこと」
 -哲学とは、当たり前だと思って歯牙にもかけなかったことに目を向ける学問
・ルール(プロトコル)を作る人間になる(201)
 -ルール制定は高度なコミュニケーション能力と政治力を駆使する場
 -ルールは決める側が圧倒的に有利

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2021年07月01日

Posted by ブクログ

ネタバレ

雑誌で、文系向けの本としておススメされていたのを見て購入。著者の岡島裕史氏は、中央大学の准教授で、富士総研にいたことも。

感想。
難しいことを、平易な言葉で、わかりやすい文章に置き換えてくれている(プログラミングか)。好きな文章。
後半のプログラミング教育に関する議論には、あまり関心を抱けず。


備忘録。
・ITコンサルのやる上流工程、SE、プログラマーの違いが初めてわかりました。
・上流工程:悩みを聞く→解決策を立案する→システムで対応するところを抽出→ざっくりした設計図作成
・SEがやるところ:詳細な設計図の作成→設計図を具体的な指示に細分化
・プログラマー:指示をコンピュータが理解できるプログラミング言語に翻訳。(こんな簡単に線引きはできないだろうが)

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2019年06月08日

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