ユーザーレビュー
Posted by ブクログ 2021年03月14日
独り暮らしをしている実家の母から、「いつか私を看てもらう日がくると思うから…」と言われて渡されたものです。
三年前に父を亡くしました。
入院しておりそろそろ家に帰り介護生活が始まると思っていた矢先のことでしたので、介護というものがわからず…
この先、本当に母の介護に向き合う日が来るのか?
ほんの少し...続きを読む、心構えが出来たような気がします。
Posted by ブクログ 2019年03月13日
恵以子さんの「食堂のおばちゃん」シリーズは愛読している。
出演された“くりいむクイズ”も観ました。
しかし、その陰で高齢のお母さまを在宅介護されていたとは!
自分も高齢の母親を持っているので、他の人はどうなのか、ましてや好きな作家さんの一人なので、気になって手に取りました。
「おばちゃん街道」を...続きを読む読んでいたので、自伝的部分は重なっていましたが、介護のお話は初めて読みました。
しかし、これは介護の愚痴を書いた本ではありません。
恵以子さんは、お母さんが大好き。
それは、お母さん側の、愛される性格にもあるようですが、何といっても一番は「相性がいい」ことが重要らしいです。
親子でも相性が悪ければ、距離を置いた方が、お互い幸せ。
それを見極めるのが大切。
11歳年上のお兄さん(独身)が大黒柱で、実年齢よりも精神肉体ともに若く、ずっと頼りにしてきたお母さん。
母親が急激に老い、兄も病を得て、恵以子さんは、家族を支える責任の重さとしては一番下の、気楽な立場から、どんどん順番が上がって、トップに立つことになります。
還暦にして、親離れ、成長の記録と言ってもいいかもしれません。
介護がだんだん大変になっていくこと、お母さまの老いがどんどん進んでいくこと、でも、恵以子さんは、あの世とこの世に分かれても、ずっと二人三脚で行きたいと書かれています。
お母さまに捧げる最高の一冊になったのではないかと思います。
Posted by ブクログ 2019年04月16日
なんとレビューを書いたらいいのか、わからない。
濃厚な母子関係が羨ましいような、ご自分でも書かれているよう親離れできない大きな子どもで…、そしてかなりの高齢の母に対して、まだ生きてほしいという執拗なほどの欲求…
私は、母に対してこのようには思えない。
相性の良い親子なんだろう。