【感想・ネタバレ】日本の「中国人」社会のレビュー

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Posted by ブクログ

アラフィフ以上の日本人は、中国というと、どうしても人民服を着た自転車の大群のイメージを捨てきれないのではないだろうか。今やGDPは日本の3倍、眠れる獅子は超大国の座を取り戻した。
日本に住む中国人は高知県の人口に匹敵するが、日本の社会に溶け込むというよりは、自分達のコミュニティをどんどん拡大して、あちこちにリトルチャイナが構築されている感がある。
いつか日本は中国に乗っ取られてしまうのでは?と驚異に感じる日本人もいるだろう。しかし、この本を読むと、あまりにも変化の激しい中国の現状や中国人(と言っても様々な階層があり一括りにはできないが)の考え方、受け入れる日本側の問題にも触れることができる。
メディアによる断片的な情報を鵜呑みにせず、隣人としてお互いに生身の人間として理解し合おうとする姿勢が求められている。
日本と中国の差はまだ広がるだろう。しかし経済的繁栄だけが全てではない、日本の若い世代は多様な価値観を持つ、経済力でもう一度世界に存在感を示したいのはシニア世代だけではないだろうか。日本は違う道筋を見つけることも出来ると思う。2019.5.30

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2019年05月30日

Posted by ブクログ

ネタバレ

組織力の話はなんか納得いく。アメリカに暮らす日本人の話と比べると国民性っていうのは確かにあると思った。
中で分断されたグループごとでキッチリつながっている、のは結構アメリカ的な気がする。

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2019年03月03日

Posted by ブクログ

ショックを受けた。日本に住む70万人の中国人について書かれた本だが、変化が激し過ぎる本国の情報を常に日本で掴むために、中国人達がどうやって情報を集めているか書いてあった。ショクだったのは、中国に住んでいるのに知らない情報を1年遅れで日本語媒体から入手する自分の時間の遅さに。。。学習app得到とか、罗振宇とか、全然知らんかった。

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2019年02月13日

Posted by ブクログ

中国人と一括りにすると大きな間違いを犯すことになることがよく分かる話が満載だった。人種に限らず同じ人間として、同じようなところで悩み、考え、その日を暮らしていっているんだと感じた。外国に出ている人の方が、国内だけで暮らしている人に比べて自分の人生についてより深く考えている人が多いと感じるのは、人種を問わないことだろう。日本人は外に出て、もう少し自分のことについて、日本のことについて考えるべきだと考えさせられた。

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2020年07月22日

Posted by ブクログ

・プロローグ
→昔とは違う現状の日本における中国人の在り方。
・第一章 なぜ、この街にばかり集まるのか
→一定の地区に集中して住む中国人とまたそこに住む日本人との在り方。
・第二章 日本に持ち込まれたコミュニティの構造
→日本において中国人が各々のコミュニティをつくり集まり互いに情報網をつくりあげている。またそれの土台となる中国ならではのSNSの使用。
・第三章 勉強に駆り立てられる人々
→日本とは違い目まぐるしいスピードで変化している中国。子供から大人まで常に変化に追いついていかなければという危機感。また日本と中国の教育環境を上手く利用した親の子供への教育機会。
・第四章 日本の教育はゆるすぎる
→子供と親が絡んだ中国での受験戦争。
・第五章 日本に住むこと、その利点と難点
→中国人による日本を経由した中国へのビジネス。
第六章 私たちは違う世界に生きている
→食文化、コミュニケーションといった同じアジア人でも異なる見方、考え方。同じ中国料理でも日本の中国料理とはかなり差異がある。
第七章 彼らがこの国に住み続ける理由
→日本に住む中国人それぞれが思う考える日本における理由。

→今後における〇〇人は〜という一括りの考え方からの脱出の必要性。


日本に中国人が増えてきているのは肌で感じていたが、当事者達の現状までは知る由がなかった。この本を通して日本で彼らがどういった目的または理由で生きているのかを知ることができ、またその反面『中国社会を理解する』という点においてもとても勉強になりました。
私が精読できていないのかもしれませんが、比較的エリート、富裕層の方々の証言が多々描かれていると思ったので、より一般層の方に焦点を当てた現状も知り得てみたいと思いました。

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2020年07月07日

Posted by ブクログ

国慶節休暇の移動の車内にて。
日本にいる中国人がメインのテーマだけど、中国にいる中国人の気質についても書かれていて勉強になる。
中国の「日本人」社会についても、似たようなことが言えるかなと思いながら読んだ。

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2019年10月05日

Posted by ブクログ

中国本土の中国人はどんどん変わっている。
日本に住む中国人も一枚岩ではない。
同じ国に住んでいても、中国人は日本人とは異なる情報の世界に生きている。

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2019年09月04日

Posted by ブクログ

<目次>
プロローグ日本の中国人は、高地県民とほぼ同数
第1章なぜ、この街ばかりに集まるのか
第2章日本に持ち込まれたコミュニティの構造
第3章勉強に駆り立てられる人々
第4章日本の教育はゆるすぎる!
第5章日本に住むこと、その利点と難点
第6章私たちは違う世界に生きている
第7章彼らが、この国に住み続ける理由
エピローグ黄さんが日本で送った日々
あとがき

2018/12/10 初版

みんながんばってるよ
中国人コミュニティに入っていろいろ知りたいなあ

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2020年02月08日

Posted by ブクログ

タイトル通り。

シナ人の努力の仕方は本当に凄いと思うが、それがもちろんシナ人全体ではないはずで。
ムッチャ、シナ人側からの視点でそれは新鮮な感覚ではあるが、危機感の薄さも気になる。

共産党についてあまりにもさらっと触れてるだけだったり。

この本だけ読んでいてはダメな気がする。

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2019年11月01日

Posted by ブクログ

日本にいらっしゃる中国人の方の現状。自分も数年に一度中国に行く機会がありますが、特にここ5年くらいでの発展は目覚ましく、日本はいろんな面で本当に抜かれていると実感しました。この差はこれからさらに広がってしまうようにも思われます。さらに日本に滞在されている中国人の方の意識の高さもよくわかりました。ただ、本著は富裕層の方のお話に特化している部分もあると思われ、そうでない方の現状ももう少し知りたかったです。

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2019年10月11日

Posted by ブクログ

 軽い読み物としては、自分の興味を引き付けるものだった。まず、中国人に対する認識について、日本人が広く持っているものが適切なのかどうか、ここから始めなければ読み進めないところがある。

 中国は現在進行形で駆け足で進んでいる場所である。今年も去年と同じような一年だったと感じる日本とは比較の対象にならないのである。

改革開放以後我們中国的高速発展、、、如何?

 これまで中国人と多少とも交流してきた自分自身として、またそうではない人にとっても、中国と日本との関係、現状を振り返ってみる気軽な一冊である。

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2019年02月10日

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