【感想・ネタバレ】鬼哭の童女 異聞大江山鬼退治 1巻のレビュー

麻貴早人

酒呑童子、童女と成りて仇を討つ。 時は平安。鬼の大頭目・酒呑童子は、源頼光により打ち払われた...はずだった。酒呑童子は幼き盲目の童女・葵を憑代に甦り、隻腕の鬼・茨木童子と共に復讐を胸に京へと向かう...。

[ノアさん · ★★★★★]

鬼とは

鬼は昔から絶対的な悪だと言われ続けてきたけど、何をもって鬼とするのかによって悪も変わるのだろうか。
実際、人間の方が悪どい事をしていると思うこともあるし、鬼と言われる存在がいい事をしている話もある。
正義という便利な言葉で行動を正当化するのに疑問を持っていた頃を思い出す作品かなと思います。