【感想・ネタバレ】オールラッシュ！ 映画を作る物語 vol.1のレビュー

ねじがなめた

タイトルの「オールラッシュ」とは、撮影後のフィルムをシナリオ通りに並べた試写のこと。

少し冴えないが熱意だけはある主人公・波野が映画監督を目指して奮闘する日々をベースに
映画製作の裏側と魅力を余すところなく描きます。

[ブクログ · ★★★★☆]

映画監督を夢見つつ、今はサード助監督として
日々現場で苦闘している青年・波野の物語。
才能は自分ではわからない、運もどうなのかわからない、
できることはただ努力。自分を支えるものは夢と希望だけ。
でもそれは、どんなステップにいる人でも同じで…。
みんなにちゃんと夢と希望と思惑があり、
自分を奮い立たせながら生きてるんだなぁと感じる、
青いけれど熱さが伝わってくる一冊でした。
努力は決して人を裏切らないとは思うけれど、
それはちゃんと育っていってるとは思うけれど、
波野くんにはまだまだ苦難の日々が続きそうで…。
次巻以降の展開が気になります。