【感想・ネタバレ】【電子限定おまけ付き】 砂漠の王子と忍びの恋 【イラスト付き】のレビュー

野原滋 / カワイチハル

【イラスト付き】海外からの客で賑わう観光施設・忍者村でアトラクションの主役をこなす隼人は実は本物の忍者の末裔。施設を訪れた砂漠の国の王子・サラムに手裏剣体験の手ほどきした隼人は、大のニンジャ好きであるサラムから懐かれてしまう。母国王家を説得して留学生として再来日したサラムのボディガードを務めることになった隼人はやがてサラムに惹かれて!?電子限定書き下ろしSSも収録!

[ブクログ · ★★★★☆]

題名通り、砂漠の国の王子さまと忍者の恋のお話。隼人もサラムも無自覚？それともサラムは自分の気持ちに気が付いてる？どっちかなぁ。と思いながら読み進めていた。相手の気持ちに気が付いていないからこそ、ひとつひとつの小さなすれ違いで傷ついてしまうのは寂しい。そういう意味じゃないから！と言いたくなった。
サラムは世間知らずの王子さまかな。という印象だったけれど、しっかりしているところもあり、自分のしたいことに向かって突き進む力もある。そんなギャップも隼人が好きになった理由の１つかな。も思った。