【感想・ネタバレ】理科系の読書術 インプットからアウトプットまでの28のヒントのレビュー

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Posted by ブクログ

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補章が秀逸。
ビジネス書や自己啓発書は、仕事や人生の成功は、物事を正しくマネジメントしたり、意識を変えることで手に入れられるという考え方。世界はもっと「不確定」なもので満ち溢れていて、未来は決して思うようにコントロールできない。起きることを自然体で受け止め、今持てるものを活かしていく。「今、ここで」のライフスタイルへの転換。

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2020年04月05日

Posted by ブクログ

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「理科系の」とタイトルには書いてあるが、著者が言いたいのは、アウトプットを前提とするときの読書術。
論文を書く前に、資料を効率的に読むための、いやそれよりも、読むという習慣をつけるための読書術なのだ。

最初から最後まで通して読まなければならないということはない。
沢山の本を読む必要はない。
難しい、合わないと思ったら、さっさと読むのをやめる。
情報を3つ得たら、その本はもう読まなくてよい。
ガイドブックなどで内容を先につかんでもOK。

ただし、いつでも本を読めるように、読みさしの本を常に手元に置く。(複数配置はなお良し)
毎日、最低15分は本を読む時間を作り、読書を習慣にする。

要するに、楽しみで読んでいる私の読書とは真逆の読書。
早々にそれに気づいたけど、やっぱり最後まで読んでしまう非効率な読書。
いいんだよ、私は根っからの文系なんだから。

読書のハードルを下げて、とにかくまず読書習慣を作ろう!というのが、本を読むのが苦手という理系の学生に向けて著者が言いたいこと。
そのためのテクニックが、懇切丁寧に書いてある。

”「読む」という作業は、ひとり読書にとどまらず、相手の気持ちを「読む」、あたりの気配を「読む」、将棋の手を「読む」ことにも通じている。つまり、目に見えないものをどれだけイメージできるかという勝負なのである。したがって、読書力の減退はその訓練の場がなくなっていることを意味するので、活字離れの次元を超えた大きな問題とも言えよう。”

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2020年11月01日

Posted by ブクログ

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基本的には、アウトプットや知識習得を目的とした読書ノウハウ本なのだが、ところどころ読書や知識習得そのものに対する著者の独自の考え方がみえておもしろい。
もちろん、How toの部分も洗練されていて参考になる。

細かい手法はさておき、骨子と読書に対する考え方のみメモ
・難しい語はいったん棚上げして、とにかくざっと目を通してみる。あとから理解できるようになることもある。
・あまりにも難しい場合は、著者が悪いか、自分がその本を読むための基礎力不十分。
 - 基礎知識を得るには入門書3冊程度に目を通してみる。
 - 著者と自分の理解のフレームワーク(時代的背景や固定観念、著者の属する集団における常識、思考パターン etc.)が違うと、理解は難しくなる。すり合わせが必要。
 - 速読はできない。基礎知識がない分野の本を速読しても内容を理解できない。読書スピードを上げるには、その分野の知識習得が必要で、それは最初のうちに遅読することで身に着けるしかない。
・アウトプット前提の情報収集が目的の場合、無理に本を全部読み通そうとしない。時間と目的を決めて読む。
・「ブリコラージュ」できないことをできるようになるために、新たな知識を身に着けようとするのではなく、まずは自分の知識、スキルで対応できないかを考える。
 (・・・> 青い鳥症候群を思い出した(笑))

全体を通して、アウトプット(特に研究)や、何かを成すために読書をするのであって、知識習得そのものを目的化しないようにというメッセージが強かった。
それが極論すると、本の著者の主張のすべてを受け取る(本を読み切る)必要はなく、自分の目的を達するのに必要な知識を探してピックアップしましょう、ということになる。

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2019年05月08日

Posted by ブクログ

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2018/4/28 ジュンク堂三宮駅前店にて購入。
2019/8/20〜8/22

京大の火山学者、鎌田先生の読書術。理科系ならでは、ということだが、それほど変わるだろうか。本書にもあったように、三つの情報が得られれば良い、とするなら、目的は達したかな。

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2019年08月22日

Posted by ブクログ

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学んだこと:速読は本次第、自分に必要な部分だけ読む、読書と思索はバランスが大事
後は他の本にあった内容とほぼ被っていた

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2022年03月26日

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