【感想・ネタバレ】デリバリーオブザデッド 1のレビュー

\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

購入済み

心に刺さる何か

死姦モノだが裏テーマがしっかりとある秀逸な作品
グロ過ぎずエロ過ぎず、それでいて少し笑えて少し泣ける。作画もしっかりしている。
続編があっても良いし、無くても完結出来ている。
世界の始まりを描く事も、含みを持たせて考えさせる事で描かない事も有りだと思う。お薦めの逸品です。

0
2021年08月15日

Posted by ブクログ

 わたしの六月はゾンビ月間。
 
 コロナ禍下の昨今、外出を制限されて「デリバリー」が多く利用され、時節的にも身近な言葉+オブザデッドな作品。
 ゾンビ大量発生の「非常事態宣言」が解除されたばかりの日本を舞台に描かれた作品で、なんとも時事的にマッチした作品なんだ・・・と思ったが、奥付によると初版が平成30年11月とコロナ以前。
 
 デリバリーもウーバーイーツじゃなくて健康・・・というと却ってわかりにくいか。
 ゾンビ嬢を派遣するデリヘル。
 性感染しないゾンビで、凶暴性を排除されたゾンヘル嬢が相手してくれる。
 前後編なものもあるが基本一話完結が詰まった構成。
 設定はコメディよりかもしれないが、一話一話深めのエピソードが仕込まれ、「いい話」としてしっかりまとめられている。
 基本、説教臭い話が嫌いなんだけど、そこは「ゾンビ」や「性風俗」あたりが和らげて、トータル的に非常にいい話。
 ゾンビ作品には「ホラー」か「コメディ」の二つしかないと思っていたが、ちゃんとドラマを語れる構成があったのかと感動した。
 生きたデリヘル嬢ではギリギリ成立しない、ゾンビならではの「ドラマ」。
 エロとホラーとドラマ。
 いろんな要素が絶妙なバランスで成立した傑作。

 今検索しても2巻以降がヒットしない。
 ぜひ今、甦ってほしいシリーズ。

0
2021年06月13日

「青年マンガ」ランキング