あらすじ
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●敏感すぎる。傷つきやすい。自分を好きになれない。日々つきまとう「生きづらさ」はどこからくるのか? 今増加の一途をたどるこの「自尊心の病」の特徴・しくみと対応法を図解で解き明かした。自己愛性パーソナリティ障害とは、肥大化した自尊心に振り回される病のこと。この障害を抱える人は、幼い頃から、生きるには条件が必要だと感じ、もっと完璧で賞賛される幸せな自分をプレゼンテーションし続ける。その実、本当の自分の姿には自信がなく、自分を好きにはなれない。そして、現実に直面し、思い描く自分の姿が崩れたとき、二度と立ち直れないほどのダメージを受け、思いも寄らない行動を取るのだ。うつ病・適応障害・不登校・摂食障害・脅迫神経症などの陰にはこの障害が隠れている可能性大。本書で正しい知識をもって、病気の構造を理解しよう。周囲はもとより、本人が自らの障害の問題点に気づいていくこともできる1冊。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
自分を長年苦しめてきたものがこの本によって自覚できたと思う。
理想的で完璧な自分(無力な現実の自分を認めたくないが為の空想)と取り柄のない自分。
この両極端な2つの人格しか自分は持っていなかった。ありのままの自分を認める事が出来なかったので2つの極端な人格を作り出してしまったのだ。これは「偽の自分」だと思う。別に特別である必要はないのだと気付かされた。人間に優劣は関係なく関係性の中で生きるものだ。ありのままの自分で生きていけるようにこれから意識していこうと思う。
幼少期に母親から大事に育てられはしたが無条件に愛された経験はなかったと思う。片親で生きることに必死だったために愛情を注ぐことまで余裕がなかったのだろう。
愛されるという感覚自体が乏しいように感じる。未だによく分からないでいる。
今までは母親を責めていたが母親の人生を本人の立場に立って主観的に考えると無理もないだろう。
あるがままの自分を受け入れることによって人との適切な関係性も理解できると思う。愛する事もそういう中で自然と芽生えるのかもしれない。
この本に出会ったのも遠藤さんからの対等な人間関係を築けないという一言からだった。優劣でしか人間関係を築けない事を自覚できて良かった。
Posted by ブクログ
友だちとおもろーな人の話になって、たまに自己愛性パーソナリティじゃ?って話になり、この本があるとそうだーってなる。
人への理解を深めるためによき本。
Posted by ブクログ
自分のトリセツを読んでるかのように、思い当たることばかり。
図とポイントが織りまぜられてるので、とても読みやすく、理解が深まりました。
サクッと読めます。
参考書のようなもので、読んだからと言って治療になるわけではないです。
Posted by ブクログ
職場に、この障害だと思われる人物がいる。
この本を読んで、確信した。
周りは迷惑しているが、本人は自分が正しいと
思っているので、結局、距離をおくしか
解決策が無い。
Posted by ブクログ
自己愛性パーソナリティという言葉を初めて知りました。
しかも増えているそうで、自分も当てはまる部分があり、ゾッとしながら読みました。
私には、等身大の自分があるだろうか?
非常に不安になり友人とこの本を話題に、日常的な自身の想いや考え方を話し合いました。
全てが当てはまらなくても、部分的に当てはまるシーンや考え方があるので、後半に書かれている心の持ち方や自分との向き合い方を参考にしたいと思います。
Posted by ブクログ
専門的なことをイラスト交えながら
正しく書かれているので、病んでる人でも読みやすいと思います。
ただ、状況を理解するという点では分かりやすい。
自分は、自己愛性パーソナリティ障害に近いと理解できたので、
自分に対して病んだり、どうすればいいだろうと思った時に読み返したりしています。
これ読んでたら、この世界のほとんどの人が
何かしらのパーソナリティ障害に当てはまる気がすると思ったのでした…
Posted by ブクログ
読みやすくてわかりやすい理解の深まる本でした。
・生きる意味を求めること自体が自己愛性パーソナリティ障害の病理
・等身大の自分がいない障害
というのが印象に残りました。
また自己愛性パーソナリティ障害の人が訴えるトラブルとして
・非定型うつ
・強迫性障害
・対人関係困難
・引きこもり、不登校
・DV
が、挙げられており、果たして上記のトラブルを抱えた人のどれくらいが自己愛性発達障害に気がついてもらい、適切な対応を受けているのだろうかと思いました。
発達障害や共依存と関わりがあることもあるというのも、なんだか納得です。
また、幼少期の母子関係というものは、本当に人生に影響を与えるとも思いました。
Posted by ブクログ
うつ関連を色々調べていたらこのワードが出てきて、まさにこれは私の父だなあ、そして私もその気質があるなあと思いこの本を読んでみた。
自己愛性パーソナリティ障害についてとてもわかりやすくまとまっていて、さらに多くの人が少しは自己愛に囚われているんだな、とも感じた。
囚われから少しずつ抜け出していけたらなと思う。
Posted by ブクログ
例えとして、「スペシャル」「スタンダード」「ユニーク」という言葉がバッグのイラストとともに使われている。
「スペシャル」だと違和感がある。
「ハイブランド」とすればすごくしっくりくる。
アスペルガー症候群を合併しているなら、
先ず結論を提示し、さらに具体的な説明が必要であり、
カウンセリングで気づきを求める手法では治療困難、
という一文に深く頷いた。
Posted by ブクログ
周りに思い当たる人がおり、時間がなくて流し読み
理想と現実の差を受け止め、等身大の自分を持つことが大事、ということに納得
スペシャルではなくユニークを目指す
その勇気(感覚)がないだけ
参考になった
Posted by ブクログ
■自尊心の病、自分も人も愛せない病
=親からの愛情不足
孤立しやすい
人を信用できない
引きこもり
■人目が異常に気になる
誰かに否定されるのでは?
他人の期待に応えようとする
誰かの役に立たなくては!と思う
プロセスに意味は無く、結果が全てと感じる
怯えが勝ち、幸せに生きようと思えない
■怒り
相手をコントロールしようとする
思い通りにいかないと相手を無能と
思わせるようなパワハラまがいの言動を取る
■落ち込み
自責、抑うつ
挫折から立ち直れない
自尊心が傷付きやすい
■現実逃避
失敗するぐらいならやらない
価値がないからやらない
■等身大の自分が分からない
理想の自分と現実の自分とのギャップで悩む
正常な自己愛が育つと等身大の自分が
生まれる
■治療
カウンセリングを1~3年ほど受ける
【感想】
HSPや毒親の一部は
自己愛性パーソナリティ障害
なのかな?と感じた