あらすじ
「定説」が通用しない時代。うまくいっているビジネスモデルにはどんな共通点があるのか?
本書では、AmazonGo(米国)、芝麻信用(中国)などの海外の事例から、タイムバンク、ZOZOSUITなどの今最も注目されるサービス、そしてあの「クソアニメ」ポプテピピックまで、100の事例を図解。すべてを同じフォーマットで比べながら、その「すごい仕組み」を学べる一冊です。
【目次】
●序章 「ビジネスモデル2.0」とは何か? 「逆説の構造」のモデルが勝ち残る時代
●第1章 モノ 新たな「コアバリュー」を提供する
Spacious 開店前のレストランがコワーキングスペースに
セイコーマート セブン-イレブンも圧倒する地域密着型コンビニ
ライザップ 「結果にコミット」を支える徹底した仕組み化
●第2章 カネ 新たな「お金の流れ」をつくる
タイムバンク 「時は金なり」を実現。時間を売買できるマーケットプレイス
CASH 写真を撮るだけで、持ち物をすぐ「現金化」できる
ポリポリ 市民と政治家のコミュニケーションを促すアプリ
●第3章 情報 新たな「テクノロジー」を使う
ZOZOSUIT ZOZOが仕掛ける「採寸用ボディースーツ」
Amazon Go シアトルにAmazonが出店した「無人コンビニ」
芝麻信用 人脈や素行など「個人の信用」を点数化する仕組み
●第4章 ヒト 新たな「ステークホルダー」を巻き込む
ポプテピピック ファンの間で熱狂的な人気を誇る「クソアニメ」
WeLive 「WeWork」(シェアオフィス)に続く、コミュニティ重視の居住スタイル
Humanium 違法な銃がおしゃれな時計や自転車に変わる
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Posted by ブクログ
すぐれたビジネスモデルを作ってもすぐ模倣されてしまう。永遠に「すごいビジネスモデル」であり続けるわけはない。「定説」になったモデルは、変化の中で「逆説」を考えていく。
024 日本環境設計
綿やプラスチックなどを原料レベルまで分解する技術を開発
029 ecbo cloak
お店の空きスペースを「コインロッカー」として使える
031 横浜DeNAベイスターズ
熱心な野球ファンでない人も楽しめる場所
038 Foundbox
フィンテックで「資金繰りに困った」を解決。売掛金を書類審査0ですぐに現金化できる
039 Cancel
キャンセルするホテルの宿泊権利を売買できる。
営利目的の高額売買の問題には、必ず予約価格以下で契約する仕組みが設けられている
049 ジャンプルーキー
「週刊少年ジャンプ」が仕掛ける漫画家育成の仕組み。広告収益が100%漫画家に還元される
050 Funderbeam
誰でも簡単に未公開企業に投資できる。投資先は15万社、投資金額は約1万円から
055 Farmers Business Network
一次産業である 農業にテクノロジーを導入する
062 クラシル
ミッションに「70億人に1日3回の幸せを届ける」とかかげている
066 獺祭
データと IT活用で実現した「素人による酒造り」
071 陣屋コネクト
効率化に苦しむ旅館を救う経営管理システム
システムを持ち込む人とシステムを利用する人のギャップを埋めなければなかなか前に進まないことも多い。旅館を立て直す役となった経営者がエンジニア出身ということが陣屋コネクトの成功を生んだ